1976年初出の作品。
探偵左文字進の記念すべき初登場作。
水谷豊のイメージが強いが初ドラマ化された際は藤岡弘。
どちらかといえば藤岡弘の方が原作のイメージに近い。
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あらすじ
プロ野球1976年のペナントレースの終盤9月、
長嶋監督率いる巨人軍は移動日なしで甲子園で
阪神との天王山を戦うため新幹線に乗り込んだ。
しかし監督・コーチ・選手ら総勢37名が忽然と姿を消した。
そして犯人から球団へ身代金の要求が!
金額は5億円。窮地に陥る巨人軍。
困った田島広報課長は旧知の私立探偵、左文字進にチームの捜索を依頼する。
いったいどうやって37名もの男達を誘拐することができたのか?という話。
感想
実在の人物が集団で誘拐されるという画期的な作品。
左文字進は原作ではアメリカ帰りのハーフで私立探偵。
しかし、連ドラ時には巨人ファンで警視庁捜査一課・矢部警部の部下に変更されている。
また、パートナーの史子は
原作では巨人軍会長秘書で左文字の要請で
半ば強制的にタッグを組まされる羽目になるが
連ドラでは矢部警部の次女で左文字の結婚相手である。
もっとも原作でも事件後半年で結婚しているのだが。
誘拐の方法は今日ではちょっと難しいかもと思えるが意外と盲点があって成功しちゃうかも。
まあ携帯電話から何から取り上げんと話にならんのだが。
ドラマでは選手の当時の映像が見れるのが割と貴重。
藤岡弘と水沢アキのコンビも合うし。
その他、岡田英次・平泉征・西村晃など
出演陣も昔のドラマの良さを感じさせてくれる。
全然売れてない頃の風間杜夫なんかも出てる。
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小説とドラマ、二度楽しめる作品だ。