1964年出版の作品。
もともとは「黄色い杜」のタイトルで
1962年~1963年に「婦人画報」に連載されたもの。
「果実のない森」ではなく「花実のない森」が正しい。
1965年に大映で映画化。
若尾文子、江波杏子、船越英二らが出演。
2017年にはテレビ東京系でドラマ化。
東山紀之、中山美穂のダブル主演が話題を呼んだ。
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あらすじ
貯金をしてやっとこさ車を買った会社員の梅木。
ある夜、ドライブの帰りにヒッチハイクの男女を乗せる。
がさつな中年男と品のある美女の取り合わせを
不思議に思った梅木は、男が車に忘れた名刺入れと
女が忘れた万葉集の古歌が彫られたペンダントから
正体を突き止めようとする。
しかし、男は行方不明となりやがて死体となって発見。
女も姿を消し、その周囲には奇妙な人間関係が――という話。
感想
一言でいえば「色○○○○」の話。
逆から見ればストーカーの話か。
ま、男から言わせれば一目ぼれして好奇心沸く、
なんてのはよくわかる。
ここまで興味持って追っかけるかどうかは別として。
しかも、正体知りたいから自分が今付き合っている
女をホテルのメイドとして送り込んだりする。
それはアカンやろ。
一目ぼれの話に戻るが、
例えば映画「アメリカン・グラフィティ」で
若かりしリチャード・ドレイファスが車ですれ違っただけの
女性に一目ぼれしてウルフマンジャックに言うみたいな。
ああいうのなら理解できますわな。
そのあたり映画とドラマではどういう風になってるのか。
まだ観てないから確認したいもんですな。