1975年初版の短編集。
「リングを捨てろ」「死んだ男にこの唄を」「陰気なささやき」
「白い炎」「裏のうら」「リングサイド・ジャングル」
「報酬か死か」の計7編が収録されている。
あらすじと感想
表題作「報酬か死か」
ある日、美人の旅行代理店経営者が事務所を訪れた。
大金を運ぶので、ボディガードを依頼したいというのだ。
経営者に付き添って取引現場に赴いた志田は、
札束と札束を交換するという奇妙さに驚くが、
何者かに襲われ、気が付けば経営者殺しの犯人に仕立てられていた――という話。
一発目の「リングを捨てろ」で事務所についての描写があるので、
これが初短編になるのかな。上京してからの話というか。
なんせ順番通りに読まないもんだから、そのあたりはわからない。
やっぱりハードボイルドというジャンルは一番しっくりくる。
全ての作品がそうかといえばそうでもないけれど。
感傷と冷静さ、男の美学が詰まった作品を
こういう時代からこそ書いていけたらなあと思う今日この頃。