1975年刊行の長編ミステリ。
1980年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。
主演は岡田英次&大空真弓。再放送してくれんかねえ。
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あらすじ
相互銀行を定年まで勤めあげて退職した巽耕平は、
その記念に妻・治子と車で旅行を計画した。
かつて銀行で部下であり、妻の同僚だった
4人の元OLを訪ねる旅で、夫婦はそれぞれの目的があった。
ところが、行く先々で彼女たちは変死を遂げる。
事件の根は、16年前に銀行で起きた不可解な出来事にあった。
そして、辰巳と治子も狙われることに――という話。
感想
前半は本格ミステリ、後半はサスペンスという感じ。
本文中にも出てくるが、
フランス映画の古典的名作『舞踏会の手帖』と
西村京太郎も大好きコーネル・ウールリッチの組み合わせみたいな。
この土曜ワイド劇場、観たいなあ。
岡田英次と大空真弓ってイメージ通り。
娘役が里見奈保、鶴田浩二の娘さんですな、たぶん。
赤座美代子、岡本麗、吉行和子、本阿弥周子、松木路子となかなかのメンバー。
誰が殺される人たちか、何となく想像がつくようなつかんような。
ラストがいい雰囲気で、絵的に映えるやろうねえ。
どんな風に映像化されてるのか、観る機会ないかねえ。