1967年刊行の検事霧島三郎シリーズ第5弾。
1979年に高木彬光シリーズの一つとして連続テレビドラマ化。
主演は竹脇無我。野際陽子、多岐川裕美、津川雅彦などが出演。
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あらすじ
愛した男・直樹と結ばれるため、
直樹の妻・初恵を殺害することを決意した律子。
直樹と共謀して完全犯罪を企み、
初恵を葬るも、律子自身が何者かに襲われ重傷を負う。
大やけどを顔に負い、包帯でぐるぐる巻きの中、
律子は初恵を装って病院で過ごすことになる。
その律子に届く不可思議な小包。
もしかすると初恵は生きているのか?
一方、代議士の家族周辺で巻き起こる殺人事件。
検事霧島三郎が乗り出す中、なおも連続殺人は続く。
被害者の中には直樹、そして律子も含まれた。
霧島が掴んだ事件の真相は――という話。
感想
面白い。
やっぱり見せ方が上手い。
最初の方で殺されたのは誰か、そして本当は生きているのでは?
一見無関係に見える連続殺人の動機は何か。
このあたりが暗くならないのがよろしいですな。
連続ドラマ観たいなあ。DVDにしてくれんかな。
話は全然関係ないんだけど、
なんちゅうか小学生の頃、
江戸川乱歩の『三角館の恐怖』を読んだ時の感覚というか、
そういうのを思い出した。
温故知新ってのは大事ですな。