西村京太郎63「日本一周『旅号』殺人事件」を読む

初版は1982年。まだ国鉄の時代。
1983年にザ・サスペンスで2003年にテレ東でドラマ化。
本当に日本一周する切符があったらしい。
今売り出されたら買うかもしれんなあ、オレ。

あらすじ

10日間で日本一周する夢の特別列車「旅号」。
十津川警部の部下、日下刑事は
親孝行と思って両親にチケットをプレゼントする。

ところが、両親が乗り合わせた6号車の
乗客ばかりが次々と変死を遂げていく。

事故か他殺か分からない中、
両親と乗り合わせた若い女性が
睡眠薬を飲まされ命の危険にさらされる事件発生。

オカンは強引に息子に来いと連絡。
日下刑事は休暇を取り特別列車に乗り込むもまたも事件が。

事件は次第に政界を巻き込んだ裏側が明らかになり、
十津川警部、亀井刑事も事件解決に乗り出す――という話。


感想

よくまあ当時の国鉄が許可したものだ。
映画「新幹線大爆破」の時なんて一切撮影協力しなかったのに。

小説はかまんのかね。

ブルートレインで日本一周するって時代を感じる。
いまじゃどんどん寝台列車無くなってるのに。

犯人は誰か? という興味の引っ張り方が相変わらずうまい。
当時の寝台列車の様子も理解できる一冊。

ザ・サスペンスの時は日下刑事親孝行なんて
話はすっとんでなんせツアーで事件が起こったから
ツアーに潜入という感じ。

十津川警部が若林豪、亀井刑事が坂上二郎。
本田博太郎、下川辰平、斎藤とも子、内田朝雄、
岸辺シロー、西田健らが出演。

テレ東の場合は十津川警部がなんと萩原健一。亀井刑事が小林稔侍。

不審な死を遂げた薬学部教授のポケットに
「旅号」ツアーの招待状が入っており
ツアー中に殺人事件が起きたことから
亀井と日下(坂上忍)が途中からツアーに参加するという流れ。

国生さゆり、若林豪、石立鉄男、宇津宮雅代らが出演。

若林さんは役柄を変えて両方出ている。

ザ・サスペンスの方はなかなか観る機会がなさそうなのが残念。

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