1979年出版の三毛猫ホームズシリーズ第2弾。
1980年に土曜ワイド劇場でテレビドラマ化。
主演はもちろん石立鉄男、坂口良子コンビ。
市毛良枝、奈美悦子、根上淳、倉石功らが出演。
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あらすじ
刑事・片山義太郎の妹・晴美はカルチャークラブの受付嬢に。
何もない平穏な日々…なわけがない。
ある日、金崎沢子と名乗る女性が生け花から英会話まで
30クラスある全部の口座を申し込んで授業料一括で支払った。
同じ時間が被る講座までどうして申し込むの、
と晴美が疑問を抱くのは当たり前。
かくして講師連続殺人事件の幕が上がったのだった。
一人また一人と講師が殺されていき、
しかも本物の沢子は2年前に殺されていたことがわかる。
女性恐怖症で血がダメな刑事・義太郎が活躍、
でもホントは三毛猫のホームズが活躍してるわけで。
晴美に一目ぼれした石津刑事も加わり、
あっと驚く真相が明らかになっていく――という話。
感想
第1弾「三毛猫ホームズの推理」は著者によれば
そもそもシリーズ化なんてことは頭になかったそうで。
そのためジャカジャカ人が死んでいっている。
なもんで、妹・晴美が行くところ事件が巻き起こり
シリーズ常連となる石津刑事がこの追跡から加わる。
テレビドラマではそういうわけにもいかず、
晴美はいることはいるのだがそんなに登場するわけではない。
坂口良子演じる雪子がカルチャースクールの受付に。
そこから事件が巻き起こって石立鉄男の義太郎が登場する流れに。
原作とドラマは少しずつ異なる点がある。
原作に出てくる人間は一部カットしてあるし、
犯人や真相も少し異なっている。
ドラマ昔再放送で見たからうろ覚えだけど
殺される順番もなんか違うような気がする。
あと方法もこんなんあったっけ?というのがある。
石津刑事は原作では大柄な猫嫌いの設定。
ドラマの赤塚真人とはかなり印象は異なる。
ま、原作とドラマを比べてみるのが面白いかも。
どちらもそれなりにいい出来だと思うけどねえ。