1998年出版の取調室シリーズ第4弾。
1999年に火曜サスペンス劇場でテレビドラマ化。
いかりや長介VS浅野温子の組み合わせが話題を呼んだ。
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あらすじ
佐賀県多久市の山中で発見された男性の絞殺死体。
被害者は横浜在住の画家・井坂俊介。
しかし、井坂は画家とは名ばかりで
実情は妻・レイのヒモ同然の存在だった。
死亡時刻の2日前まで井坂夫婦は写生旅行をしていたため、
レイに嫌疑がかかるが、死亡時刻には鉄壁のアリバイが。
女実業家で有名私大の理事も務める美貌の人妻。
水木警部補は彼女のアリバイ崩しに挑むが、
事件は意外な展開を見せ始める。
蛇蝎のごとくレイに嫌われていた井坂と
深い仲にあった女性が存在したのだ。
井坂夫婦が宿泊していたホテルのオーナーであり、
地元の名士でもある梅津真知子――。
容疑者となった真知子と向き合う水木だったが――という話。
感想
てっきり氷のような女・レイと水木警部補の対決かと思いきや、
後半は角度を変え水木VS真知子という意外な展開。
このあたりストーリーテラーとして
もっと高い評価を受けてもよさそうなものだが。
最近、笹沢左保って忘れ去られているのかねえ。
なんたって名前変換する時でも一発で出ないもの。
ええかげんに「にんべん」取れた状態で変換してくれんかね。
ま、それはさておき映像化作品は
昔観たと思うんだけどねえ、あまり覚えていない。
しかし、とうとうTBSも2時間サスペンスをやらんそうで。
コスト削減によるものということだが、
そんなに削減したいんなら昔のドラマをひたすら再放送すれば。
その方が喜ばれるかもしれんぞ、テレビ局も。
何曜日か決めてニュース以外は全部再放送とか。
地上波もそういう風にしていけば。