西村京太郎438「近鉄特急 伊勢志摩ライナーの罠」を読む

2008年出版の作品。
2010年にTBSで映像化。

あらすじ

高齢者社会の今後を見据えて
創刊された月刊誌「マイライフ」。
その企画でお伊勢参りに向かったはずの老夫婦が失踪。
辿ったはずのコースには2人の名をかたる不審なカップルが。
家族などから捜索願が出される中、
不審なカップルの女性が絞殺死体となって発見される。

捜査にあたった十津川警部は老夫婦の家で謎の仏像を発見。
それは江戸時代の有名な修験僧・円空のものだった。
さらに調べていくと2人の老夫婦は奇妙な旅行を繰り返していた。
これらと老夫婦の失踪は何か関係があるのか?
やがて老夫婦の奥さんから助けてくれと110番が。
そして新しい犠牲者が伊勢志摩ライナーの中で生まれてしまう。
十津川警部の推理は――という話。


感想

円空の仏像ではなく絵を巡る事件。
失踪・誘拐・サスペンスものという作品。
ま、薄いといえば薄い。
こんなもんだといえばこんなもんだ。
月刊誌の連中はもっと絡めようもあるんちゃうかと思うが。

原作と違いテレビドラマの方は
主要刑事をなるべく早めに出す必要があるので
十津川警部が休暇を利用して旅行に来た伊勢志摩で殺人事件に遭遇。
原作で殺されるのは女の方だけだけど、ドラマでは2人とも。
そういや原作の男の方はなんだったんだろ。またちゃんと読も。
ていうかそれだけ印象に残ってない(笑)
ゲスト出演は中山忍、笛木優子、金子賢、西田健など。
中山忍さん、昔は目立たんかったけど今は姉ちゃんより好き。

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