1990年の作品でシリーズ長編第1作。
そもそも1980年代前半に出された「青春共和国」に
収録された「鏡の中の悪魔」が始まり。
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あらすじ
花園学園に通うそれぞれ一芸を持つ高校2年生の3人組。
バレー部のエース・矢吹由利子、
役者志望の桑田旭子、富豪の令嬢・弘野香子。
ある日、学園で巻き起こる連続脅迫事件。
香子が犯人と疑われ、思いつめた同級生から襲われるなど
ハプニングが連続するが3人組が真相究明に乗り出す。
だが、3人組にも魔の手が伸び窮地に立たされることに――。
果たして3人組は無事にこの危機を乗り越えられるのか?--という話。
感想
なんやかんやいってうまい。
スラスラ読める中に込められたテクニックというか、
キャラ立てとセリフのうまさとミステリの引っ張り方が光る。
さすが赤川次郎さん。
いまだに映像化されていないのは不思議な話。
もしシリーズが80年代前半に連発されていたら、
月曜ドラマランドとかでやってそうな気がする。
香子と旭子はいても由利子はなかなか難しいかもねえ。
そのあたりも映像化にならなかった理由だろうか。
このシリーズは小説の世界で納めとくのがええのかも。
マンガにはなってんだな。それの方が合う気がする。