原尞のデビュー作「そして夜は甦る」を久々に読む

1988年4月、早川書房から出版。
原尞の記念すべきデビュー作。
この時42歳。

そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))
Amazonで詳細・口コミを見る

あらすじと感想

レイモンド・チャンドラーの影響が色濃い
和製ハードボイルドである。

ある日、「渡辺探偵事務所」で働く沢崎の元に謎の依頼者が現れる。

海部と名乗るその男は佐伯というルポライターがここに来たかどうかを尋ねる。

そのことがきっかけで、沢崎は行方不明の佐伯の調査に乗り出していく。

事件は過去の東京都知事狙撃事件と深く関わっていた――というお話。

ハードボイルドで大切なのはなんといってもセリフである。

そしてイキのいい綿密なプロット。

一人称で書かれることがほとんどなので、
作者のものの味方・考え方が色濃く反映される。

なので人生経験を積まないと書けないジャンルである。

チャンドラーのものまねとの批判もあるが
続く直木賞を受賞した「私が殺した少女」
その後2作もとても味わい深い。

なんといっても男の気骨さがある。

寡作というか遅筆で有名な著者だが
自分も沢崎シリーズの新作品を随分首を長くして待っている。

7、8年経ってるような・・・まだかいな。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る