フリーライター Sakamoto Norio ブログ

明智小五郎美女シリーズ2・傑作「浴室の美女」を久々に観る

江戸川乱歩美女シリーズ第2作目「浴室の美女」を観る。まだ土曜ワイド劇場黎明期の頃で90分枠だった時代。なので本編は71分と少々。何回も見てるのだがこれは天知茂バージョン25作の中でも1,2を争う出来栄えといえる。あらすじと感想原作は江戸川乱歩「魔術師」。主演はもちろん天知茂。1作目にはいなかった荒井注の浪越警部が初登場。妖艶な夏樹陽子。この時代はホント綺麗(今も綺麗だが)。助手の文代は五十嵐いづみ
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明智小五郎美女シリーズ26「妖しいメロディの美女」を観る

明智小五郎シリーズ、今日は「妖しいメロディの美女」。通算26作目、北大路欣也に代わっての第1作目である。あらすじと感想ゲストは夏樹陽子。何回出て何回死んどんのアンタ。ファンだけど。今回も期待通り毒飲んで死んでしまう。裸なし。どうせ胸は吹き替えだから意味ないけど。怒られるな。それからかたせ梨乃。前も出てた。縛られてギザギザの歯車に刻まれかけたこともある。今回はめちゃめちゃ影薄い。カットされたのかなん
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明智小五郎美女シリーズ28「赤い乗馬服の美女」を観る

毎度おなじみ美女シリーズ第28弾。天知茂亡きあと、北大路欣也に代わっての3作目。あらすじと感想何回見てもやっぱり天地茂のニヒルでクールな感じには到底勝てない。なんか中間管理職のおっさんが捜査してる感じでちっともダンディではない。というか前任者がオーバーだっただけとも言えるが、荒唐無稽な作品にはそれぐらいじゃないと釣り合わないのかも。真面目な感じがにじみ出ている明智小五郎もありといえばあり。登場人物
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横溝正史シリーズ「黒猫亭事件」を観る

何回も観ていて結末やトリックもわかっているのに時々見返したくなる作品は、多かれ少なかれ誰もがあるだろう。自分にとっては天知茂の明智小五郎美女シリーズであり、古谷一行の金田一耕助シリーズがそれに当たる。なぜだか両方とも映画作品はそこまで思わない。で、休憩がてら観たのは「黒猫亭事件」。あらすじと感想結構久々。原作は短編てこともない中編ってとこ。金田一耕助ものとしては「本陣殺人事件」「獄門島」に続く3作
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内田康夫短編集「死線上のアリア」を読む

電車に乗っている間はヘビメタを聞きながら読書。昨日今日で内田康夫「死線上のアリア」を読んだ。あらすじと感想内田康夫さんといえば浅見光彦シリーズ。いろんな役者さんが演じているが、やっぱり最初の火曜サスペンス劇場でやった水谷豊が一番じゃないかなあ。まだ今の相棒みたいな感じでは全然ない時代。刑事貴族の頃かな。好評だったんだけど突如終了。理由は確かエナメル靴を履くのがイメージと違うという話だった気がする。
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大映映画「ザ・ガードマン 東京用心棒」を観る

たまたま見つけた「ザ・ガードマン 東京用心棒」を観た。去年亡くなった宇津井健さん主演のかつての大ヒットドラマの映画化作品。宇津井さん、一度授賞式でお見かけしたことあるけど腰の低いいい感じの人だったなあ。用務員みたいな感じ。あらすじと感想内容は・・・はっきりいって恐ろしくチープ。貿易商のネルソンなる人物の警備をするガードマン。しかしネルソンは何者かに拉致される。ネルソンの部屋からダイヤを詰めたゴルフ
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岬シリーズ1・笹沢左保「他殺岬」を読む

笹沢左保といえば中村敦夫主演で大ヒットした「木枯し紋次郎」が有名だが、その他にもたくさんの作品を生み出している。江戸川乱歩賞最終選考に残った「招かれざる客」でデビューし、「突然の明日」などムーディな感じの本格ミステリを次々と発表。土曜ワイド劇場で映像化されたタクシードライバー夜明日出夫の生みの親でもある。そういえば昔住宅地図の仕事をやっていた時にどこだったか忘れたが「夜明」って表札見た覚えがある。
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映画「摩天楼ブルース」を観る

「摩天楼ブルース」と聞いてまず最初に思い浮かべるのは東京JAPの歌である。大映ドラマ「少女に何が起ったか」のエンディング曲だったのだが、ドラマとはあんまり関係ねえだろという感じの曲だった。キョンキョンが今は亡きエースコックわかめラーメン石立鉄男にこれでもかというぐらい嫌がらせされるのだが、最終回になるとものすごくいい人になっちゃうのだ。さすが大映ドラマ、それまでの流れなんて無視。そうではなく映画「
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和久峻三「東京インフェルノ」を読む

閉店セールで買い込んだうちの一冊、和久峻三の「東京インフェルノ」を読む。映画「タワーリング・インフェルノ」をすぐさま連想したが、関連性は全くない(当たり前か)。「屈強な主人公が漆黒の御前崎海岸で一人の女性を救出する。全国に膨大な信者を持つ新興宗教の教祖が発した東海・関東大地震の予言は現実になりそうな予感があった。東京サミットを数日後に控える中、気象庁地震観測室のデータに兆候が現れていたのである。緊
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スポーツ青春映画「武士道シックスティーン」を観る

日本においてスポーツ映画は歴史的にイマイチの時代があった。「ドカベン」などの漫画が映画化されたこともあったが今では珍品扱いされてもおかしくない出来である。圧倒的な予算と時間をかけたハリウッド映画には試合シーンの迫力などで勝てるはずもない。転機となったのは1991年、相撲を描いた映画「シコふんじゃった」辺りからだろうか。日本らしくスポーツ・青春・笑いを大事にしたドラマ作りの流れは21世紀に入ってから
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