傑作アクション映画「桜の代紋」を観る

1973年公開の日本映画。
製作は勝プロダクション、配給は東宝。
主演は若山富三郎、監督は三隅研次。

あらすじ

大組織の暴力団西神会は岩国基地から150丁の拳銃を仕入れる。
ところが帰り道、警官2名に見とがめられ射殺して轢き殺す。
刑事の奥村(若山富三郎)と加藤(関口宏)は若頭の杉山(石橋蓮司)を追う。

奥村から捜査協力を依頼された地元のやくざ橋田組の組員が杉山を発見。
しかし、あえなく射殺され怒りに燃えた橋田組組長宮川(大木実)は
西神会に乗り込み1人を刺殺。リンチされかかるところを奥村が逮捕し難を逃れる。

結婚式を控えていた宮川の娘のために奥村は妻の佳代(松尾嘉代)を説得。
養女にして無事に橋田の娘を結婚させる。
奥村たちは杉山の女ミチ(真山知子)を尾行し杉山を逮捕。
強引な取り調べで拳銃のありかを吐かせるが、調べてみると拳銃はない。
誰か警察にイヌがいる。奥村は杉山からメモを預かる。
果たして杉山を護送中、ライフルを持った集団が護送車を襲撃。
奥村は難を逃れるが杉山は射殺され、奥村は謹慎を命ぜられる。

お見舞いに来た加藤に奥村は杉山が書き残したメモを見せる。
内通者の存在を割り出し、奥村に連絡した加藤だが奥村が駆けつけた時には射殺されていた。
奥村は内通者の滝本(小林昭二)に接近するが、滝本も何者かに撃たれ死亡。
奥村はミチから西神会の秘密を聞き出そうとするが、
逆に佳代を西神会の村越(渡辺文雄)に拉致され脅迫される。

佳代を守るため単身西神会に乗り込みリンチされる奥村。
しかし、ミチは風呂場で殺され佳代も水死体で発見される。
怒りに燃えた奥村はショットガン片手に西神会に乗り込み
村越や会長の大星(大滝秀治)に銃弾をぶち込む。
裁判が開かれ奥村は無期懲役の刑を言い渡される。
控訴するんですかと問いかける記者に
「控訴はしません。警察官ですから」と答えるところでエンド――。


感想

アンタはチャールズ・ブロンソンかと突っ込みたくなる復讐劇。
ニンニク食いながら杉山を取り調べる江幡高志さんとか配役も素晴らしく
警察署長が内田朝雄、捜査課長が須賀不二男という
普段惨殺される側の人がやってるのがおもろい。
グループサウンズを支えた村井邦彦さんの音楽もよく
同時期ぐらいに渡哲也の「ゴキブリ刑事」とかあったはずだが
そちらよりも数段面白い。
こういうのリメイクすればいいのにねえ。してたりして。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る