1979年公開の松竹映画。
原作はエラリー・クイーンの「災厄の町」。
監督は野村芳太郎、脚本は新藤兼人。
出演は栗原小巻、松坂慶子、小川真由美、竹下景子など
女優を中心に豪華な面々。
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あらすじ
日本文化の研究のためにアメリカから叔父(佐分利信)を訪ねてきた若者ボブ(蟇目良)。
叔父の家は山口県萩市の名家で、麗子(小川真由美)、紀子(栗原小巻)、
恵子(神崎愛)の美しい三姉妹がいた。
紀子は藤村(片岡孝夫)と婚約していたが、結婚直前に藤村が失踪。
哀れな紀子は精神を病んでいた。
ところがある日、失踪したはずの藤村が突然帰ってくる。
当然叔父たちは怒って敷居をまたぐなてなもんだが紀子の病状は回復。
周囲の反応をよそに2人は結婚。
そこにやってきた藤村の妹・智子(松坂慶子)。
ある日、紀子は藤村が智子に宛てた三通の手紙を見つける。
驚愕している紀子の姿を見て、ボブと恵子は後から手紙を盗み見る。
そこには犯罪計画が書いてあった。そして悲劇が――という話。
感想
映画のパンフレットの裏表紙は松坂慶子のセミヌード風写真だったような。
パンフレット持ってたんだけどなあ、どこ行ったんだろ。
正直ミステリとしては大したことない。
しかしメロドラマとしては最高。松竹大船調全開。
もっとも新藤兼人さんの最初書いた脚本とはだいぶ違うらしいが。
前年「事件」が当たったからもう一度いったれと思ったんだろうけど
まあそりゃ合わんでしょうよ、この2人は。本質的に。
見どころはなんちゅうても美しい女優陣。
話が少々退屈だろうが関係ない。
これなんか今やったらまた新鮮味があっていいと思うんだけど。