法廷サスペンス映画「リンカーン弁護士」を観る

2011年公開のアメリカ映画。
原作はマイケル・コナリー。その道の賞を受賞しノミネートされている。
主演はマシューマコノヒー。「評決のとき」でも弁護士やってましたな。
あの頃は新人だったのにえらく貫禄がついて。

あらすじ

あらゆる手練手管を駆使して依頼者の利益を守る
敏腕弁護士の阿修羅原じゃなかったミック・ハラ―(マシュー・マコノヒー)。

金次第で麻薬売人だろうが売春婦だろうがやりまっせ状態で
くそ忙しいミックはリンカーンの後部座席をオフィス代わりに
ロサンゼルス中の法廷を駆け巡る日々を送っている。

そんな時、保釈金建て替え業者のヴァルから金になりそうな事件と
不動産業者の息子ルイス(ライアン・フィリップ)の弁護を紹介される。

このルイス、暴行とレイプ容疑で逮捕されたのだが
オレは嵌められたんだ、無罪だと言い張って司法取引は拒否する。

ミックは相棒の調査員フランクと事件の真相を追ううちに
かつて自分が手掛けた事件との類似点に気づく。
そしてフランクが何者かに殺され、ミックは不利な立場に立たされて――という話。


感想

面白い。こういう法廷サスペンスの作りもありだねえ。
守秘義務を逆手に取っているアイデアが素晴らしい。

やっぱり原作がシェイマス賞とか獲っているだけあって骨格がしっかりしている。
元嫁の検事とか、相棒のフランクとか、対立する刑事とか。
まあ原作読んでないからどこまで全員おんのかどうかは知らんけど。

マシュー・マコノヒーもこういう役は似合いますな。
「評決のとき」の頃はまっすぐな役だったけど。
気のせいか元嫁役のマリサ・トメイはサンドラ・ブロックに似て…そうでもないか。

終盤の法廷シーンはなかなかいいですな。
ラストのどんでん返しは少々慌ただしいけど。
あそこはもうちょっとやりようがある気はしますな。
あと家族のことを脅迫されるところはもうちょいエピソードが欲しいような。

それぞれのキャラはとてもよくできていて好きだけどね。
ミックの一種の再生物語的な部分もあるし、仕事への誇りがあんのよね。
そのあたりはルイスの弁護を引き受ける時の母親との会話とかね、ああいう部分に現れてる。
そうした細部のつくりもなかなかいいわね。

原作もシリーズ化されてるんだから映画もなってんのかなと思ったら
どうもこれだけみたいやねえ、今のところ。

そのうち原作も読んでみますかねえ。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る