深作欣二11・東映映画「脅迫」を久々に観る

1966年公開の東映映画。
三國連太郎、西村晃、室田日出男という組み合わせが最高。

あらすじ

一流広告代理店営業部長の三沢(三國連太郎)。
妻・弘子(春川ますみ)と息子・正夫(穂積ぺぺ)を養うべく
出世第一に他の物には目もくれず働いてきた真面目な男。

ところが、偉いさんの博士の孫を誘拐した
脱獄犯・川西(西村晃)とサブ(室田日出男)が三沢家をジャック。

何もうちに来んでもという話だが
とにかく川西とサブは弘子や正夫を人質に三沢を脅迫。

お前とっとと行って身代金受け取ってこいや、てなもんである。

で、翌日三沢は取引場所のデパートに行くのだが、
張り込んでいる警官の目にビビッて金もとらずに街をさまよう。

もう家族なんかより自分の地位の方が大事だ、なんて思い始めるのだが――という話。


感想

クレイジーな俳優三人衆の演技が見ものの作品。
いわゆる巻き込まれ型サスペンスなわけだが、
これもひとくくりにすると簡単だがいろいろな見せ方がある。

例えばたいていの場合、普通の市民が巻き込まれるわけだが
どういう状況に巻き込まれるかでサスペンスの度合いが変わってくる。

そういう意味では「必死の逃亡者」のように
単に脱獄犯が家に入ってきましたでじゃなく
身代金取りに行かされるってところが面白い。

西村晃さんは水戸黄門よりこういう役の方が数倍輝く。
春川ますみさんとは「赤い殺意」のコンビですな。

これなんかもっと評価されてもいい映画だと思うけどねえ。

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