ヒッチコック名作映画「バルカン超特急」を久々に観る

1938年製作のイギリス映画。
日本で公開されたのは随分遅く1976年だったみたい。
監督は当時まだイギリスにいたアルフレッド・ヒッチコック。
主演は1940年代に活躍したマーガレット・ロックウッド、
後のオスカー女優ヴァネッサ・レッドグレイブのおとっつあん、マイケル・レッドグレイブ。

あらすじ

イギリス人女性アイリス(マーガレット・ロックウッド)は
結婚前の最後の旅行を友人たちと楽しんでいた。

ところが、ロンドン行きの超特急で帰る予定が
雪崩の影響で列車が遅れ出発が翌朝になるはめに。

仕方なく駅前のホテルに泊まることになったが、
キザな男・アルバート(マイケル・レッドグレイブ)がいたりで大迷惑。

やっとこさ朝列車に乗り込んだものの、昨夜ホテルで殺人事件が発生していたのだ。
そうとは知らないアイリスは、車内にいた老嬢が姿を消したのに気づく。

しかし、乗客の誰もがそんな女性は知らないと言う。
アイリスはアルバートに老嬢が自己紹介で窓に書いた「FROY」という文字を示す。

だが、列車がトンネルに入り、文字は忽然と消えてしまい――という話。


感想

久々に観てもやっぱり面白い。
特に列車に乗り込んでからのサスペンスは抜群。

密室サスペンスの元祖とも言うべき作品だが、
その斬新さはいつ観ても色あせないものがある。

ゴリゴリのサスペンスではなく、ユーモアに溢れているのもイギリスならではか。
後に「レディ・バニッシュ~暗号を歌う女」として1979年にリメイクされている。

どこ消えたんやおいおい、という興味と
ひょっとして本当におらんのか?とか主人公に同化して観てしまう。

脚本が上手いんだよねえ。
キャラの立て方とか今観ても勉強になる。
ラストの感じもとてもいいし。よい作品に時代は関係ないのよね。

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