1958年公開の大映時代劇映画。
主演は市川雷蔵、監督は時代劇の名匠・伊藤大輔。
勝新太郎、黒川弥太郎、河津清三郎、青山京子などが出演。
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あらすじ
弁天小僧(市川雷蔵)ら5人のやくざ仲間は、
得意のゆすりたかりで荒稼ぎしていた。
しかし、遠山左衛門尉(勝新太郎)の追求が激しくなり、
そろそろ江戸を離れなければ危なくなっていた。
そんな時、不良旗本3人衆が呉服屋・浜松屋を
ゆすろうとしているのを知り、義憤にかられ一計を案じるのだが――という話。
感想
ラストの御用提灯の波に囲まれる中、
大捕物が繰り広げられる様は時代劇の醍醐味。
さすが「移動大好き」との異名まであった伊藤大輔監督ならでは。
市川雷蔵の代表作の一つと言われているが、正直そこまででもないような。
後半はまだしも、前半はどうかなあという気がせんでもない。
対立軸がわかりづらいのかな。
弁天小僧VS遠山の金さんで押してくれた方がねえ。
ぼんくら旗本3人衆がそれほど生きていないというか。
かたや弁天小僧側も5人が生きているかと言えばそうでもないし。
実は弁天小僧の妹だったというお半を演じているのが青山京子さん。
先日お亡くなりになった小林旭夫人である。
ものづくりというのは難しいもんだ。
だからこそやりがいがあるわけだけれど。