1971年製作のシリーズ第3弾。
無名時代のスピルバーグが監督をしたことで知られる作品。
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あらすじ
出す本がすべてベストセラーになる「ミセス・メルヴィル」シリーズ。
この推理小説を書いているコンビ作家、
フェリスとフランクリン(ジャック・キャシディ)。
ところが実際に執筆しているのはフェリス。
一行も書けないフランクリンはサイン会などを担当。
フェリスはシリーズものに飽き飽きし、
そろそろ完結させて新しい分野に挑戦したいと考えていた。
しかもそのタイミングでコンビ解消したいとフランクリンに告げる。
そんなことされたらたまったもんじゃないフランクリン。
お互いに掛け合っていた保険金目当てでフェリス殺害を計画。
アリバイを作り完全犯罪に見えたがコロンボは――という話。
感想
あらためて観ても完成度の高い作品。
名脚本と名演技陣、才気あふれる若い監督が手掛けると
こういう風になるといういい見本のようなもんだ。
業界の内幕ものというのは時としてチープな作品に
なることもあるものだが、この作品に関してそれは当てはまらない。
オープニングとかは後の「激突!」に繋がったのかも。
フェリスがタイプライター(古い!)を打ってる姿と
フランクリンが車を運転している姿が映し出されるが
ただひたすらタイプライターの音だけが聞こえる。
しかしジャック・キャシディって犯人役似合うな。
おしゃれな雰囲気と傲岸不遜な感じがコロンボにマッチしてる。
でも早くに亡くなったんだよねえ。
人生ってのはうまいこと行かんもんだ。