石井輝男監督映画「黄線地帯」を観る

1960年の新東宝映画。
主演は天知茂、吉田輝雄、三原葉子。
いわゆる地帯シリーズ第3弾。

あらすじ

殺し屋の天知茂は無事依頼を済ませたが、
待ち合わせのスナックに半金を取りにいくと相手はいない。
おまけにパトカーがやってくる始末。要は裏切られたのだ。

逃げる時に東京駅でダンサーの三原葉子を拉致。
神戸行きの列車に乗るが、葉子と話していた恋人の吉田輝雄が追う。
彼は新聞記者で葉子が応募したダンサーの仕事は、
国際的な人身売買組織「黄線地帯」の隠れ蓑ではないかと疑う。

天知茂と三原葉子がたどり着いた先は、魑魅魍魎の歓楽街だった――。
果たしてそれぞれの運命やいかに?--という話。


感想

まあ面白いといえば面白いし中途半端と言えば中途半端。
なんか事件のダイジェスト版を観てるような感じも受ける。
別に嫌いな作品ではないんだけど。79分という長さのせいか。

天知茂の「キザ」さかげんはお似合い。
悪党以外は殺さないがモットーの殺し屋。
おんのか、そんなやつ。

もう誰も信用しねえといいながら、
裏に潜む社会事業家をぶち殺し最後はちょっとマシになり死ぬ。
「恋愛なんてのはな、ちょっとほっときゃすぐ腐っちまうんだ!」
天知茂が三原葉子に語るこのセリフは割と好き。

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