西村京太郎185「パリ・東京殺人ルート」を読む

1991年出版の作品。2003年にTBSでテレビドラマ化。ゲストは高島礼子、小沢真珠など。あらすじパリ観光に来た中年男性が謎の失踪。その後、死体となって運河になった事件を受けてフランスに飛んだ十津川警部。留学生の水原とパリ警視庁の小メグレと呼ばれる刑事がサポート。似顔絵の絵描きから事件に関わる謎のブロンド女を突き止める。独自に動き始めた水原は脅迫を受け、十津川警部は事件の裏に武器密輸に関する黒い壁
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西村京太郎194「夏は、愛と殺人の季節」を読む

1992年出版の作品。映像化はまだなし。あらすじ十津川警部の元部下で私立探偵の橋本。ある女性から河西弘という男を探してほしいと依頼を受けた。ところが河西は二年前に交通事故ですでに死亡していた。せっかく城崎まで行って調べたのに――それから数日後、橋本に十津川と亀井から電話が来る。橋本に仕事を依頼した女性が殺されたというのだ。二年前の交通事故を洗いなおす十津川達と橋本。しかし、彼らの捜査をあざ笑うかの
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伝説のデビュー作・大藪春彦「野獣死すべし」を久々に読む

1958年出版のデビュー作。いまだに色あせることのない鮮烈な内容。映画になること3回、復讐編を入れれば5回の名作。あらすじ敗戦の混乱の中引き上げてきた人々。ハルピン生まれの伊達邦彦もその一人だった。彼は様々な経験をし、ストイックにとことん目的達成のためには手段を択ばないニヒリズムなどを成長するにつれ身に着けていった。そして彼が計画したのは美しいまでの完全犯罪。狙う獲物は巨額の大学入学金。冷ややかに
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西村京太郎258「海を渡った愛と殺意」を読む

1998年出版の短編集。「越前殺意の岬」「EF63機関車の証言」「海を渡った愛と殺意」の計3編を収録。「越前殺意の岬」は数ある作品の中でも異色作。なんせ十津川警部が自殺しようとする女性をひたすら止めようとする。これだけなら珍しくもないが、その女性は殺人を犯していたのだ。しかも友達が自殺とされた事件を再捜査してほしいがために。十津川は果たして彼女の自殺を食い止められるのか?「EF63機関車の証言」は
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西村京太郎279「京都 恋と裏切りの嵯峨野」を読む

1999年出版の作品。2001年にTBSで映像化。ゲストは田中美奈子など。あらすじ時々ふらっと目的もなく旅に出る十津川警部。休暇を利用して京都に一人旅でやってきた。旅の途中で寂しげな美人に出くわした十津川警部。ところが彼女は「私は、彼を殺します」とノートに記した後、失踪。胸騒ぎを覚えた十津川は事件を未然に防ごうとする。しかし、嵯峨野の竹林で彼女の遺体が発見される。身元不明のまま半月後、警視庁に一本
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西村京太郎310「金沢加賀殺意の旅」を読む

2001年出版の作品。2005年にTBSで映像化。ゲストは藤谷美紀、石立鉄男など。あらすじあなたに助けてほしい――。以前旅先で世話になった北川深雪と思われる女性から手紙を受け取ったカメラマンの湯浅幸二。金沢を訪れ女将をやっている旅館を訪れ再会するが彼女は手紙を出していないという。よくわからないままその晩は旅館に泊まった湯浅だが何者かに射殺されてしまう。次いで旅館の経営者・市川も射殺され十津川警部ら
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西村京太郎190「豪華特急トワイライト殺人事件」を読む

1992年出版の作品。1995年TBSで映像化。ゲストはかたせ梨乃、榎木孝明、秋本奈緒美など。あらすじ珍しく休暇がとれた十津川警部。愛妻・直子とともに北海道を旅した帰り、「トワイライトエクスプレス」に乗った。ところが、偶然にもかつて自分が逮捕した男を見かける。刑事としての勘で胸騒ぎを覚える十津川。果たしてその予感は的中した。自身の携帯に殺人予告のメッセージが来るわ、直子は拉致されてしまうわ、車内で
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西村京太郎303「寝台特急カシオペアを追え」を読む

2000年出版の作品。同年にTBSでテレビドラマ化。ゲストは古手川祐子。あらすじ女子大生の誘拐事件が発生。犯人の要求は身代金2億円。犯人からの指示で父親が一人で寝台特急カシオペアに。十津川警部と亀井刑事は東北新幹線で先回りし郡山で待ち受けるも、父親と身代金は忽然と消えてしまう。札幌についたカシオペアの車内からは男女の死体。さらに大阪で犯人を知ると思われた彫師が射殺される。そして再び誘拐事件が発生。
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西村京太郎285「十津川警部 十年目の真実」を読む

1999年出版の作品。2011年にTBSで映像化。あらすじ郵便配達の男が興味本位で開けた郵便。そこから出てきたビデオテープには謎の映像が。その後、新幹線の車内で爆弾が炸裂。うどん屋経営の男女が死亡。十津川警部らはビデオテープを見た男からの通報で犯行を指示したビデオの存在を知るが容疑者のアリバイは完璧。やがて起こる連続殺人事件。十津川たちはうどん屋夫婦が関わった過去の事件から捜査を進め、事件の真相に
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乱歩賞作家・長井彬「M8の殺意」を読む

1983年出版の作品。原型は第26回乱歩賞最終候補作「M8以前」。翌年「原子炉の蟹」で第27回乱歩賞受賞でデビュー。あらすじある新聞が特集した東海大地震に関する記事。この情報は瞬く間にパニックを巻き起こした。この報道に批判的な立場の木村教授の周囲に様々な怪事件が巻き起こる。事件の背後にどんな真相が隠されているのか。木村教授の一人娘と付き合う七宮記者とその上司である曽我は事件の真相と哀しい真実に辿り
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