西村京太郎19「殺人者はオーロラを見た」を久々に読む

1973年出版の作品。アイヌ問題を描いた作品で、登場人物の大学教授・若杉はTBSの月曜ミステリー劇場で冤罪シリーズの主人公としてドラマ化。内容はほぼ関係ないけど。あらすじ沖縄出身の歌手が殺害された。被害者の首には赤いスカーフ、胸には小さな銀色の矢が。捜査が難航する中、捜査本部に殺人事件をなぞったと思われる詩が載った手紙が届く。それはアイヌの叙事詩ユーカラの一節だった。一週間後、第二の殺人が起こり、
>>続きを読む

西村京太郎120「阿蘇殺人ルート」を読む

1987年出版の作品。その年土曜ワイド劇場でテレビドラマ化された。出演は毎度おなじみ三橋十津川。愛川亀井コンビ。山口果林、北村総一朗、紅葉にレオ、鈴木瑞穂、誠直也、三浦真弓など。あらすじ警視庁捜査一課に届いた謎の手紙。内容は「火の国」で人が殺されるとのこと。半信半疑で別の殺人事件の捜査をしていた面々だったがその被害者の自宅から謎の手紙の続きが発見される。一方、月刊誌「旅と人生」の記者土屋は熊本で美
>>続きを読む

西村京太郎64「寝台特急『紀伊』殺人行」を読む

1982年出版の亀井刑事活躍編。なんせ十津川警部は現地に行かない(笑)1984年にザ・サスペンスでテレビドラマ化。あらすじ相次いで両親を亡くし10年ぶりに故郷に帰ってきた中西。彼の家族が地元を追われた理由は中西が10年前に起こしたあるレイプ事件がきっかけだった。しかし、帰郷した彼の周辺には奇妙な出来事が起こる。行く場所行く場所で謎の脅迫状。新宮駅で待ち合わせていた婚約者が失踪。そして迎えに来てくれ
>>続きを読む

西村京太郎67「寝台特急あかつき殺人事件」を読む

1983年出版の作品。出版からわずか4カ月後に土曜ワイド劇場でドラマ化。あらすじ大阪で探偵事務所を開いている十津川の元部下・田辺。仕事が少なく困っていたところに50代の女性が依頼が来る。息子が亡くなり散骨するため若い未亡人と寝台特急で佐世保まで行ってくれないかというのだ。楽な依頼と美貌の未亡人だということでうきうきしていた田辺。しかし、そこには黒い罠が待ち受けていた。佐賀と東京で起きた殺人事件の被
>>続きを読む

西村京太郎393「草津逃避行」を読む

2006年出版の作品。2012・2018年にTBSでドラマ化。あらすじ十津川警部あてに井岡さつきという女性から手紙が。二人で過ごした草津温泉での想い出をつらつらと書いているのだが十津川には全く覚えがない。しばらくして2通目の手紙が。今度は想い出などではなく、彼女が勤めているクラブのママが主催する秘密パーティーでホステスが失踪したとの情報が。さらには彼女も命を狙われているという。どうするか対策を協議
>>続きを読む

西村京太郎517「十津川警部 小浜線に椿咲く頃、貴女は死んだ」を読む

2013年出版の作品。十津川警部の妻・直子の学生時代が事件の根幹にある話で、2014年に月曜ドラマで映像化。直子役でかたせ梨乃が久々に登場し話題をよんだ。あらすじ直子に女子大学同窓会の招待状が届く。同期の富美が日本画の賞を受賞したのでそのお祝い会を開くのだそうだ。直子達は「椿の君」と呼ばれた富美を含め仲良し5人組で青春を謳歌していた。しかし、同窓会直前に仲間の敏子が殺される。十津川警部は情報を得る
>>続きを読む

珍しくハードボイルド・西村京太郎73「夜の探偵」を読む

1983年初出の作品。映像化はまだなし。意外な展開が魅力のハードボイルド作品。追記2003年に「キャリア探偵日菜子の調査ファイル」としてドラマ化してた。主演は若村麻由美。性転換してたら気づかないよねえ。気づくか。あらすじふた回りほど歳の離れた女に入れ込みそのために罪を犯した男・矢代。2年の刑期を終え出所すると元興信所調査員の能力を見込んで弁護士がある女の捜索を依頼してきた。成功報酬は500万。渡さ
>>続きを読む

西村京太郎93・短編集「午後の脅迫者」を読む

1985年初出の短編集で昔の作品を収録。「午後の脅迫者」「密告」「二一・00時に殺せ」「美談崩れ」「柴田巡査の奇妙なアルバイト」「私は職業婦人」「オーストラリアの蝉」「成功報酬百万円」「マルチ商法」の9本。午後の脅迫者・・・「小説現代」1972年1月号。因果応報という言葉がピッタリの作品。恐喝で捕まった探偵事務所所員の新聞記事を見て自分ならもっとうまくやれると考え調査員になった男が、うまく脅迫のネ
>>続きを読む

西村京太郎228「特急『しなの21号殺人事件』を読む

1995年初出の作品。1997年にTBSの十津川警部シリーズでテレビドラマ化。あらすじ長野県・善光寺のおみくじ「凶」を持たされ次々と起こる謎の連続殺人事件。犯人に振り回される十津川と亀井だが何とか第4の殺人だけは寸でのところで阻止する。しかし、入院した女性は口を開かない。自分が狙われているというのに、とイライラする亀井と落ち着こうと努力する十津川。しかし、犯人は亀井の娘を誘拐し十津川に女を解放せよ
>>続きを読む

西村京太郎80「北能登殺人事件」を読む

1984年初出の作品。主人公は十津川の部下、日下刑事。2012年に沢口靖子の鉄道捜査官シリーズの原作として映像化されている。あらすじ久しぶりに休暇をとって能登にやってきた日下刑事。しかし、恋路海岸で思わぬ事件に遭遇する。同じ列車に乗っていた若い女性が何者かに狙撃されたのだ。彼女には狙われる覚えはないという。さらに今度は彼女のホテルの部屋で男が死体で発見される。隣で倒れている彼女の手には血ぬられたナ
>>続きを読む

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る