西村京太郎128「伊勢・志摩に消えた女」を読む

1987年出版の作品。
土曜ワイド劇場の鉄道捜査官シリーズ16の原作。
ドラマのサブタイトルは
「富士河口湖 同窓会ツアー連続殺人!
山梨側から静岡側に瞬間移動!?富士山縦断ダイヤトリック!」
伊勢・志摩は一切関係ない(笑)

あらすじ

三上部長に呼び出された十津川警部。
元大臣の平山から旅行先の伊勢で失踪した娘の
捜索を内密に依頼され、元部下で私立探偵の橋本に協力を要請。

伊勢に向かった橋本は謎の女に尾行され、
情報を知っていそうな宿の女将は殺害され、
橋本を襲った男はライフルで射殺される。

さらに東京では橋本を尾行していた謎の女が
失踪中の平山の娘の部屋から死体となって発見される。

連続殺人の背景にはいったい何があるのか?

伊勢に向かい橋本と合流した十津川と亀井は
少しずつ真実に近づいていくのだが――という話。


感想

橋本が登場するのだが、後半は全く絡まない。
伊勢志摩でボーッと置き去りにされているだけ。
十津川と亀井がすべてを解決していってしまう(笑)

ま、そんなもんだ。

ドラマ化された際は沢口靖子主演のシリーズなので、
当然十津川も亀井も橋本も全く出てこない。

沢口靖子が高校時代の仲間と共に
河口湖に日帰り旅行に行くことになるのだが
待ち合わせの場所に一人やってこない人物がいるという話に。

これが原作でいうところの平山の娘ですわな。
娘はとよた真帆、平山は竜雷太。

内容は観てないからさっぱりわからない。

原作は……面白い部分もあるけどなんか薄い感じ。
後からごちゃごちゃ出て来すぎるような。
人物整理と構成がもひとつなのかもねえ。

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