深町秋生「アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子」を読む

2011年書き下ろしのシリーズ第1作。
2014年にフジテレビで米倉涼子主演で映像化。

あらすじ

上野署組織犯罪対策課の八神瑛子。
誰もが認める美貌を持つが、その容姿とは裏腹に
何でもありの捜査方法で数々の実績を上げてきた。
裏社会にも人脈を持つ彼女を疎ましく思うものもいる。
そんな中、世間を震撼される美人女子大生刺殺事件が勃発。
さらに中国人女性が同様の手口で刺殺される。
果たして連続殺人か、別々か。
合同捜査本部に加わった瑛子は、身内の監視をすり抜け
独自の捜査を進めていく。そして彼女がつかんだ真実とは――という話。


感想

ジェットコースター警察小説シリーズ誕生!と初版の本にはある。
それが正しいかどうかはさておき、これはなかなか面白い。
米倉涼子主演のテレビドラマは観ていないが、
読んでいるとなるほど米倉涼子らしき瑛子の姿が浮かんでくる。
もっと痩せぎすな感じの女優でもいいような気もするけど。
瑛子始めアクの強い刑事たちも面白いが、悪党がまた味がある。

著者の小説デビュー作「果てしなき渇き」も面白かったけど
こっちの方がバランスよく整備されてますな。
その分「こう来るんかい」みたいな驚きはないけど。
最初からシリーズ予定みたいな感じだし、そこはどうかと。
例えば赤川次郎の「三毛猫ホームズの推理」なんか
シリーズにする予定じゃなかったから登場人物がバンバン死ぬ(笑)
ま、いろんなパターンがあるから一概には言えんけど。
残りのシリーズは正月お参りの帰りにブックオフでも行ってくるか。
2割引きだからな(笑)

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