フリーライター Sakamoto Norio ブログ

大藪春彦「餓狼の弾痕」を読む

今日の読書は大藪春彦「餓狼の弾痕」。1994年発刊のかなり後期の作品。あらすじと感想高校時代、「野獣死すべし」「蘇る金狼」「女豹の掟」とか授業中に読んでた。角川文庫のカバーがかっこよかったなあ。1996年に61歳で亡くなった大藪春彦。うちの死んだ親父と同い年か。早逝なのにたくさんの作品がある。自分41だけど今から20年でこんなに作品出せるだろうか。デビュー作「野獣死すべし」以来貫かれている巨大な権
>>続きを読む

東映映画「血槍無双」を観る

今週もあっという間に終わり気がつけば半月経った。まあ早いこと。サッカーアジアカップはイラクに勝利。しかし夕方6時からサッカー見るというのはもうひとつピンとこないのはなんでだろ。そんなこんなで映画「血槍無双」を観た。あらすじと感想東映時代劇映画全盛期のスター、片岡千恵蔵と大川橋蔵がメインの作品。内容はといえば忠臣蔵異聞話。赤穂浪士四十七士の一人、杉野次房。通称は十平次。これが大川橋蔵。後に「銭形平次
>>続きを読む

松方弘樹主演時代劇映画「月影忍法帖 二十一の眼 」を観る

「雨の降る夜は心も濡れる  まして一人じゃなお寂し」と歌っていたのは美川憲一「柳ヶ瀬ブルース」。「冷たい雨」を歌っていたのはハイ・ファイ・セットで作詞・作曲はユーミン。そんなこたあどうでもいいのだが寒いとこに雨が重なるとやる気の出ないこと出ないこと。日が変わって雨がやんでも変わらず寒い。金稼いだらハワイに永住したいホント。もしくは夏北海道で、冬沖縄に住むか。そんな生活がしたいと思う今日この頃。最近
>>続きを読む

萬屋錦之介主演・テレビ時代劇「長崎犯科帳」を観る

テレビ時代劇「長崎犯科帳」を全話観た。1975年の作品で日テレで放送されたもの。あらすじと感想メンバーは萬屋錦之介、田中邦衛、火野正平、杉本美樹、新克利とそれなりに豪華。要は必殺シリーズが流行っていたのでTBSが「影同心」を制作したのに対しじゃあ日テレもという感じだったのだろうか。必殺との違いでいえば被害者から金をもらうんじゃなくて、錦之介の長崎奉行が堂々と賄賂をもらいそれを殺し料に使うという考え
>>続きを読む

映画「ダラスの熱い日」を久々に観る

土日は有馬温泉で新年会を開きリフレッシュ。寒い日が続く中、温泉とうまい料理は明日への活力。持つべきものは良き友達だと感じる今日この頃。なんとなく硬派な映画が見たいと思い1973年公開の「ダラスの熱い日」をチョイス。あらすじと感想言わずと知れたケネディ暗殺を描いた映画でかなり昔に観たはずなのだがその時は正直あまりいい映画だとは思わなかったのだが久々にみるとやっぱりいい映画じゃないか。歳とると見方が変
>>続きを読む

市川雷蔵主演時代劇映画「赤い手裏剣」を観る

ちょっと暖かくなったと思えばすぐ寒くなる今日この頃。明日から3連休で最後は成人の日。新成人の倍チョイ生きてきたんだよねえこっちは。自分の成人式なんて夏にやる自治体だったもんでTシャツにジーパンで行ってなんか映画観た。なぜか「私を抱いてそしてキスして」だったような。日本で初めてエイズの話を正面から描いた作品ではあるけれどもうちょっと他になんかあるだろとも今からしてみれば思ったりする。まあそんなオツム
>>続きを読む

新春時代劇「大江戸捜査網」を観る

正月はどことも雪で大変とのことで。クソ寒いし布団の中で箱根駅伝を見て昼前からノコノコ起きる寝正月を過ごし、気がつけば休みも残り一日。ボロプリンターと格闘しながらシナリオを印刷し読み返す。まったく気に入らず頭からやり直し。そんな事をしながら昨日は新春時代劇「大江戸捜査網」を観た。昔よく再放送をやってたので話の流れはわかるわいな。日本版「スパイ大作戦」というか「アンタッチャブル」というべきか。最初は杉
>>続きを読む

刺激抜群の西村寿行「症候群」を読む

今日読み終わったのが西村寿行「症候群」。映画にもなった「君よ憤怒の河を渉れ」が有名。それまで冒険小説は書いてなかったらしいけどこの作品をきっかけに一躍ベストセラー作家にのし上がる。人間何が幸いするかわからん。角川映画好きの人なら「化石の荒野」とかもそうですな。あらすじと感想「症候群」は短編集で表題その他計6作品。なかにはこんな漢字知らんぞというのを使用したタイトルもある。べしみとか(やまいだれに中
>>続きを読む

西村京太郎25・初期代表作「幻奇島」を読む

ミステリーのジャンルの1つに「孤島もの」がある。横溝正史「獄門島」始め数々の作品があり、その島の風習などを背景に独特のムードがあるジャンルだ。もの書きにとって「孤島もの」「雪に閉ざされた山荘もの」は一度は書いてみたいものだ。西村京太郎も「南神威島」「鬼女面殺人事件」などの島ものを書いているが「幻奇島」もそれらに連なる一冊で文明と信仰がテーマになっている。映像化はまだなし。あらすじと感想特にびっくり
>>続きを読む

超異色映画「ポルノ時代劇 忘八武士道」

1973年公開の東映ポルノ時代劇。タイトルの付け方がいかにも東映。ポルノ時代劇って。原作は「子連れ狼」の小池一夫。漫画原作者の偉大なる先人の一人。主演は丹波哲郎。名前は明日死能! なんとまあアナーキーな。丹波さん本人が原作の熱狂的ファンだったらしい。公開当時「最も狂った映画」とまで評されたそうだ・・・ あらすじと感想忘八というのはそもそもどういうことかというと「忘」という字は「忘れる」ということで
>>続きを読む

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る