1976年1月6日から毎週火曜日全31回放送。石原プロ製作ドラマ記念すべき第1号であるとともに渡哲也の闘病からの復帰第1作であった。あらすじと感想組織暴力を担当する捜査四課を扱ったのは当時としてはかなり珍しい。また、アクションでなく人間ドラマで勝負したのも斬新だった。さらに刑事とマスコミの関係を描くのも新鮮。当時、石原裕次郎42歳。渡哲也34歳。倉本聰41歳。社会が幼くなったと言われる今日と比べ当
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1987年公開の青春映画。ホイチョイプロダクション(これまた懐かしい)原作。この後「彼女が水着にきがえたら」「波の数だけ抱きしめて」と俗にいうホイチョイ3部作の第1弾。当時を知る者にしたら懐かしすぎる世界なのだ。あらすじ話はいたって単純。冴えない商社マン(スキー用品メーカーなんだなこれが)の三上博史が友達と一緒にスキーへ。周りが女の子と仲良くやってるのに奥手でしゃべれない。唯一の活躍の場というか目
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1971年公開の東映映画。監督は中島貞夫、脚本は高田宏治という後のゴールデンコンビ。出演は菅原文太、川地民夫、佐藤友美、安藤昇など。あらすじと感想懲役太郎というのは娑婆と刑務所を行ったり来たりする人を指す言葉。大映の「悪名」シリーズとはまた違った魅力がある作品。これがシリーズ第1作なんだよねえ。ダボシャツ&黒下駄が似合う菅原文太、通称ゴロ政と川地民夫の通称不死身の勝のコンビが新開地で暴れまわる話。
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1978年公開の東映時代劇映画。時代劇復興を目指して大ヒット。しかしその路線はあまり続かなかった。監督は深作欣二、主演が萬屋錦之介。あらすじ時は徳川2代将軍・秀忠が急死したころ。3代将軍の座は長男の家光(松方弘樹)が継ぐべきだったが亡き秀忠が次男の駿河大納言忠長(西郷輝彦)を溺愛していたこともあり大奥や老中といった周りを巻き込んでの跡目争いが勃発。松平伊豆守(高橋悦史)から相談された柳生但馬守宗矩
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1967年公開の東映任侠映画。それまで5作を「将軍」山下耕作監督がしていたのを中島貞夫監督が引き継いだ「兄弟仁義」シリーズ第6弾。あらすじと感想北島三郎、鶴田浩二、村田英雄という組み合わせ。任侠映画全盛期の時代ですな。粗製乱造という見方もできるが、それだけ連打できる体力が撮影所にあったわけだからある意味今よりはマシ。若かりし近藤正臣が遊女を足抜けさせるわけだが、それを追ってサブちゃんが佐渡へ渡る展
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1983年公開の角川映画。東映が配給。原作・脚本は鎌田敏夫、監督は深作欣二。出演は薬師丸ひろ子、真田広之など。あらすじある日突然、館山城を黒装束の騎馬侍が襲撃。城主以下皆殺しにして城を奪った目黒祐樹は、母の夏木マリとともに悪霊に仕えることで妖怪として蘇り復讐に来たのだ。彼らはたった一人生き残った薬師丸ひろ子の生き血を悪霊に捧げるべくその行方を血眼になって探す。逃げまくる薬師丸ひろ子は道中で真田広之
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1960年公開の東宝映画。原作は松本清張の短編「証言」。監督は堀川弘通、脚本は橋本忍。出演は小林桂樹、原知佐子、西村晃など。あらすじと感想真面目で平凡なサラリーマンが似合う小林桂樹。しかしちゃっかり同じ課の若い事務員、原知佐子と浮気。いつものように彼女のアパートを訪ねると、帰り道に自宅の近所に住む保険外交員とすれ違い、つい挨拶をしてしまう。外交員の口から浮気がばれるのではと戦々恐々の桂樹さん。とこ
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1965年公開の東宝映画。ある意味ロクな人間が出てこない。戦後日本の権力構造というか政財界の闇を正面から扱った作品。原作は1962~1963年と約2年にわたり週刊新潮に連載された同名タイトルの長編小説。監督は須川栄三、出演は池内淳子、池部良、小林桂樹など。あらすじ良妻賢母のイメージが強い池内淳子さんが汚れ役。これだけでなかなかのインパクト。旅館の仲居として細々と働いているのだが、ある日客で来た池部
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1978年公開の松竹映画。監督は野村芳太郎、脚本は井手雅人。出演は緒形拳、岩下志麻、小川真由美など。あらすじと感想親が我が子を殺そうとする哀しい話。いまや珍しくもなんともなくなってしまった。じゃあ昔はそうでなかったかといえばそんなことはない。確か「黒い手帖」に著者が書いていたと思うけど検事から聞いた話がベースになってる短編なんだよねえ。子供が一人生き残るのも実話で、父親は獄中で発狂して死ぬんだった
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1975年公開の東宝映画。原作は松本清張の「黒い挨拶」第1話。あらすじ時は衆議院選挙真っただ中。派閥のボスに資金を頼むが断られ、当落線上にいる与党候補木谷(渡辺文雄)。なりふり構わずライバル派閥の大臣に助けを求め了承される。金の受け渡しは目立たない人間がいいということで、妹のムコ殿・省吾(青島幸男)を使い3000万を手に入れる――はずだったが、こともあろうに省吾が金を持ったまま蒸発。訴えようにも選
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