デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第34弾。
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ゲストは三浦真弓、織田あきら、大関優子、三角八郎、八名信夫など。
あらすじ
草野刑事に助けを求めてきた
望月ミヨ(大関優子)が絞殺死体で発見された。
草野は閉山になった北海道の炭鉱から上京してきたミヨが、
ひったくりにあったところを助けたことがあった。
若さと希望に溢れていたはずのミヨが
わずか三カ月の間にヘロイン中毒の売春婦に
なっていたことに草野は愕然とする。
草野は所轄の姫田刑事(三角八郎)の協力を得て、
参考人として秋山敏江(三浦真弓)を割り出す。
敏江はミヨがひったくりにあった時、
身元保証人で警察に来た女だった。
ミヨの死亡を知っても、
なぜか関わろうとしない敏江の真意は――という話。
感想
設定とかメンバーとかはいいのだが、
いかんせん説明不足というか中途半端になっている話。
これ、後から誰かゲストを増やしたりしたんじゃないかなあ。
何となくそういう気がすんのよね。織田あきらのキャラかな。
三浦真弓さんはこういう役が多かったですな。似合うけど。
これが妹の三浦リカさんだと、大関優子さんの役になりますな。
のちの佳那晃子さんだけど、『三つ首塔』はこの年かな。
小池朝雄さんとのショータイムのインパクトは抜群。
八名さんに連れ込まれる島田裕理さんは、
後の回でも出たことがあった気がする。
挿入歌は北炭生『生きていようよね』。
オレに言うとんかいって話なのだが。
昨日からマンションの廊下に異臭が漂ってて、
絶対誰か孤独死してんだろと思っているんだけど。
明日は我が身かもしれない。
エレック・レコードの曲ばかり入ったCD持ってた。
その時、聴いた気がする。
これとか、まりちゃんズの『尾崎んちの祖母』とか。
まさか、後にポニョ歌うと誰が想像しただろうか。
海援隊の『故郷未だ忘れ難く』も入ってた。
あれ、『贈る言葉』なんかより遙かにいい曲だと思うんだけど。
Gメンにしろ、特捜最前線にしろ
東映ドラマって挿入歌の選曲がいいよねえ。
長渕剛の『祈り』が使われたのは、後のバスジャックの時だったかな。
特捜最前線はアリスの曲のイメージが強いな。
劇中、新人オーデションで女の子が
ギターで歌っているのは因幡晃『わかって下さい』。
因幡さんは岩手だっけ、いや秋田だったっけ。
鉱山で働いてたんだよねえ、確か。
炭鉱の話にひっかけてんのかどうかは知らんけど。
話は脱線したけど、なんせ設定とメンバーはいいだけにもったいない話。
ゲストは月岡千秋、佐藤仁哉、結城なほ子、吉岡ひとみなど。
あらすじ
土曜日の深夜に巻き起こる
カミソリを使った連続殺人事件。
小田切警視は姿なき殺人魔を追うが、捜査は難航。
そんな時、秘書の岡村節子巡査(結城なほ子)が囮をかって出るが、
さすが歩くデスノート・小田切の部下、負傷してしまうことに。
叱責するためだけに登場してくる結城警視正(中丸忠雄)に詰められ、
窮地に陥った小田切をGメンは助けようとするが、それを拒絶する小田切――という話。
感想
中盤まではいいんだけど、親子の話が出てくると
あ~こういう風になるんだろうねえと想像がついちゃう。
ディスコ、走り屋に合わせて小田切警視のナレーション多め。
どうせなら「青春とはなんだ」って叫んでやればよかったのでは。
あれは東宝のドラマだけど。
解説書に「火曜日の放火魔事件」の話があるけど、
これ犯人は美容師だったんだよねえ、確か。
当時、月曜日定休日だったから、その夜事件起こしてたみたいな。
連続シリアルキラーものって歴史的にいろいろある。
ミステリで思いつくのは西村京太郎『恐怖の金曜日』。
これは面白かったなあ。
こういうのって、とことん姿なき殺人者で押した方がいいと思う。
言い方は悪いけど、ゲーム的なシチュエーションというか。
そのあたり、特捜最前線の方が面白い話があったような。
タイトル出てこんけど。
ゲストは白木万理、八木昌子、田村みどり、千葉裕、柳生博など。
あらすじ
マリファナ密売ルートを追っていた山田刑事は、
捕まえたカオル(荻野まゆみ)と話をするうちに
元同僚で殉職した前川刑事(石山雄大)の娘・ゆき子(田村みどり)を思い出す。
ゆき子は1年浪人してようやく念願の音楽大学に合格。
一月前に喜びの報告を聞いた山田は、自分の事の様に嬉しかった。
ところが、そのゆき子が自殺したと聞き、愕然となる山田。
所轄は団地からの飛び降り自殺として処理するが、
山田はどうしても信じられず、ゆき子の母・静江(八木昌子)も同じ思いだった。
再調査に乗り出した山田は、
団地の一階下に住む浪人生・神原俊男(千葉裕)に疑いの目を向けるのだが――という話。
感想
さすが西島大脚本と言える話。よくできてるなあ。
後にGメンになる千葉裕さん登場。
配役がいろいろといいやね。
白木万理さん&柳生博さん。こういう夫婦いそう。
沢田勝美さんと田村みどりさんの絡みはちょっとステレオタイプかな。
やっぱりこういう風にストーリーを丁寧に行った方がいいやね。
丹念というかな、山田刑事が酔って家にきたとかね。
八木昌子さんってこういうの似合うなあ。
久地さんは冒頭で速攻消えるけど、石山さんが出てきたり。層が厚いですな。
林野奈子さん演じる少女のキャラ。
ラストで歌う「青春時代」は森田公一とトップギャラン。
若者の間で流行った曲だったのよね、あれ。
でも、大人たちも子供達も歌ってたという。
そういう曲は、今あるのかねえ。知らんけど。
受験戦争の過熱化が言われていた頃だけど、
ここから2年後の金八先生では高校受験の話になっていく。
どんどん低年齢化していくのよねえ。
しかし・・・社会って成長しませんなあ。