フリーライター Sakamoto Norio ブログ

明智小五郎美女シリーズ27「黒い仮面の美女」を久々に観る

1987年土曜ワイド劇場で放送。北大路欣也に代わってからの2作目。原作は江戸川乱歩「凶器」。ゲストは白都真理、宍戸錠、吉行和子など。あらすじ霧の町で一人の女を助けた明智くん。バードウォッチングしとらんと仕事せえや、ゴルァ!とそこまでは言わんがそう思っている文代たちを無視。そこに理由は言えんけどわしら守らんかいと不遜な態度の佐藤(宍戸錠)が登場。そんなもん全部言うてくれんと仕事なんかできるかいなと佐
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加藤泰監督・松竹映画「男の顔は履歴書」を観る

1966年公開の松竹映画。主演は安藤昇、監督は加藤泰。出演は中谷一郎、中原早苗、伊丹十三など。あらすじひなびた医院を経営する雨宮(安藤昇)のもとに運び込まれた交通事故にあった男。その男は崔(中谷一郎)。柴田という日本名を持ち、雨宮にとって沖縄でともに戦った戦友だった。出血がひどい崔の姿を見て、雨宮は手術をためらう。他の病院に回している暇はない。しかし、手術したとしても助かる保証はない。雨宮は手術の
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高倉健主演・東映映画「網走番外地 北海編」を観る

1965年年末公開の東映映画。網走番外地シリーズ第4弾。主演はもちろん高倉健、監督は石井輝男。他に嵐寛寿郎、安部徹、大原麗子など。1965年度の興収第2位となる大ヒットを記録。あらすじ毎度おなじみ網走刑務所にいる橘(高倉健)。病身の葉山(千葉真一)の頼みを聞いた橘は、仮釈になると釧路にいくことに。そこでオホーツク方面に行くトラックの運転手を引き受けた。しかし、そこにはギャングの安川(安部徹)たちが
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高倉健主演・東映映画「網走番外地 悪への挑戦」を観る

1967年公開の東映映画。網走番外地シリーズ第9弾。寒い網走から舞台を博多に移し、毎度おなじみの展開が繰り広げられる。あらすじ博多港でめちゃくちゃ若い小林稔侍ら三人が猟銃を手に若い奥さん(背中の子供人形なのが丸わかり)を人質に取って騒ぎまくっている。建物に立てこもるわけでもなく、めちゃくちゃ丸見え状態のため、野次馬殺到。警察の動きを知らせる若者たちの存在もあり、警察は四苦八苦というか打つ手なし。そ
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鶴田浩二・高倉健主演東映映画「顔役」を観る

1965年公開の東映映画。主演は鶴田浩二、高倉健。監督は石井輝男。もともと深作欣二監督の予定だったが、脚本の笠原和夫と揉めて収拾がつかずピンチヒッターとなったもの。あらすじ関東城政会の中神(鶴田浩二)と早見(高倉健)は会長(安部徹)の命令で、埋め立て地整地権獲得に奔走。同じ場所を関西同志会が狙っており、関西のやくざが関東に進出するのを阻止するためでもあった。妨害にあいながらも中神と早見は埋め立て地
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大映映画「青空娘」を観る

1957年公開の大映映画。若手脚本家・白坂依志夫と初めて組んだ作品。あらすじ伊豆で育った有子(若尾文子)は高校卒業後、離れて暮らしていた東京の父母のもとに行くことになっていた。ところが、臨終間際のおばあさんに本当の母親は別にいることを教えられる。驚く有子だが、いつも明るく有子を励ましてきた美術教師・二見(菅原謙二)が絵の勉強のため東京に行くことを知り、再会を誓って別れる。実の父親(信欣三)のもとを
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大映映画「セックス・チェック 第二の性」を観る

1968年公開の大映映画。原作は寺内大吉「すぷりんたあ」。主演は安田道代、緒形拳。メキシコオリンピックを間近に控え、スポーツ界のセックス・チェックを扱った画期的な作品。あらすじ元名スプリンターの宮路(緒形拳)。オリンピックでの活躍を夢見ていた彼だが、戦争のために競技生活を断念せざるを得ず、帰国後は自堕落な生活をしていた。そんな彼が出会ったのが女子陸上界のホープ、ひろ子(安田道代)。自分の夢をひろ子
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深作欣二24・東映映画「博徒外人部隊」を久々に観る

1971年公開の東映映画。滅びの美学とも言うべき、時代の流れに反逆しながら散っていった男たちの姿を描いた作品。あらすじ浜村組の幹部・郡司(鶴田浩二)が対立していた組の会長を殺した罪で服役し、10年の刑期を終えて横浜に帰ってきた。背後で暗躍していた大東会会長(内田朝雄)から500万をゆすり取り、郡司は沖縄に新天地を求める。昔の子分である尾崎(小池朝雄)、鮫島(室田日出男)、イッパツ(曽根晴美)、関(
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高倉健主演・東映映画「網走番外地 吹雪の斗争」を観る

1967年公開の東映映画。網走番外地シリーズ第10弾。一応シリーズ最終作。主演はもちろん高倉健、監督は石井輝男。副主人公の安藤昇さんが監督のやり方に怒って帰ったため、ラストシーンが大きく変わった作品として知られる。あらすじ敗戦直後の網走。刑務所に入った橘(高倉健)は人減らしされかかっていた吉(石橋蓮司)を助ける。それを根に持った牢名主のデカ虎(戸上城太郎)とマムシ(菅原文太)は刑務所長の青鬼(関山
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唐十郎監督・ATG映画「任侠外伝 玄界灘」を観る

1976年公開のATG映画。状況劇場の唐十郎が初めて監督をした作品。出演は安藤昇、宍戸錠、根津甚八、李礼仙など。あらすじ玄界灘を渡って密航してきた韓国の女たちを東京で売りさばく仕事の手伝いをしている近藤(安藤昇)。ある日、血を売り過ぎてヘロヘロの若者・田口(根津甚八)を拾う。密航の女たちを売っているおおもとは東京に本拠を持つ沢木組の代貸・沢木(宍戸錠)。近藤と沢木は大学の同期生だった。25年前の昭
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