フリーライター Sakamoto Norio ブログ

マカロニウエスタン「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」を久々に観る

1966年のマカロニウエスタン。映画史の中でも歴史に残るクライマックスで有名。あらすじ時は南北戦争の混乱のさなか。賞金稼ぎのブロンディ(クリント・イーストウッド)が主人公。ブロンディは20万ドルを盗み隠した男から隠し場所を訊き出す。隠された20万ドルを巡って3人のガンマンと軍隊まで関わっての壮絶な争奪戦が始まる――という話。感想イーストウッドにリー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック。マカロニ
>>続きを読む

青春映画の傑作「祭りの準備」を久々に観る

1975年11月公開。監督は黒木和雄、脚本は中島丈博さん。シナリオを勉強し始めたころ中島さんのシナリオをよく読んだ。うまかったなあ。あらすじと感想高知の地方都市の信用金庫に勤めている楯男(江藤潤)。父親(ハナ肇)と別居する母親(馬渕晴子)にものすごく可愛がられている。共産党のオルグに夢中な涼子(竹下景子)に片思い。そんな楯男はこんな田舎から脱出して東京に出て脚本家になりたい。挨拶代わりにキンタマを
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ3「死刑台の美女」を観る

1978年4月放送、シリーズ第3弾。あらすじと感想原作は「悪魔の紋章」。オープニングから下着姿ではりつけられギロチンが襲う。初期らしいといえば初期らしい出だし。いきなり乳首見えるし。はりつけられてるのは極妻になるはるか前のかたせ梨乃さん。しかし、乳首は本人ではないだろう。明智は宗方博士(伊吹吾郎)の代わりに世界犯罪学会なるものに参加することになる。あんのかそんなもん。車椅子の博士の嫁(松原智恵子)
>>続きを読む

志水辰夫デビュー作「飢えて狼」を久々に読む

1981年8月、講談社より刊行された著者のデビュー作。あらすじ主人公の渋谷は三浦半島で小さなボート屋を経営。かつては日本有数の登山家として知られた男だ。しかし、海上で不審な船に体当たりをかまされ殺されかかる。それだけでなく従業員を殺され店は丸焼きに。謎めいた男達の南米パタゴニアへの学術探検参加を断った直後の出来事だった。真相を追究する渋谷は依頼人の一人樋口から事件の背後には国際的な陰謀があることを
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ21「白い素肌の美女」を観る

1983年4月放送、シリーズ第21作。あらすじと感想原作は「盲獣」ということになっているがどう見ても「一寸法師」。まあ差別だ何だと言われるのでそうなったんだろう。冒頭、明智くんは文代にディスコに誘われる。この頃になると文代は「くちびるヌード」高見知佳に替わっている。何か知らんがやたらと可愛い。明智くんのタバコの本数を管理したり、音大に潜入したり車のトランクに忍び込んだり。仕方なく明智くん踊るのだが
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ4「白い人魚の美女」を観る

1978年7月放送。シリーズ第4弾。まだ2時間サスペンスではなく90分時代の作品である。あらすじと感想原作は「緑衣の鬼」。昔ポプラ社から出てた明智小五郎シリーズで読んだような(たぶん)。要は探偵小説の古典、イーデン・フィルポッツの「赤毛のレドメイン家」の翻訳バージョンである。決して赤毛のアンではない。原作ではそもそも明智小五郎は出てこんのだが。物語は影におびえる女性を明智と文代が救うところから始ま
>>続きを読む

明智小五郎美女シリーズ31「妖しい稲妻の美女」を観る

北大路欣也バージョン最終第6作目。通算でいえば31作目である。1990年4月放送。あらすじと感想同じ原作は映像化しないのが不文律だったがさすがにこんだけ続くとネタがなくなってきたのか「魔術師」を映像化した初期の名作「浴室の美女」をほぼそのままコピー。しかし、出来は最悪。なんつってもキャスティングが地味。天知茂→北大路欣也夏樹陽子→佳那晃子西村晃→日下武史高橋洋子→山本ゆか里見よ、この地味さ加減。バ
>>続きを読む

梶芽衣子主演・東映映画「銀蝶渡り鳥」を観る

1972年4月公開の東映映画。梶芽衣子東映主演第一作。あらすじ刑務所帰りのナミ(松島ではない)。父親の昔の仲間のビリヤード屋に下宿。ホステスのスカウト・隆次(渡瀬恒彦)の紹介で銀座のホステスになる。稼いだ金は刑務所に入る理由になった未亡人と子どものところへ。しかし、地元ヤクザの大和田(南原宏治)が店の乗っ取りをたくらむ。隆次の兄貴分(梅宮辰夫)が殺された時、ナミと隆次の怒りは頂点に!感想まあ、任侠
>>続きを読む

横溝正史シリーズ「悪魔の手毬唄」を久々に観る

1977年10月からTBSで全6回の放送。あらすじ金田一耕助は静養するために紹介してもらった岡山県と兵庫の県境、鬼首村の「亀の湯」に逗留する。人当たりのいい女主人、青池リカ(佐藤友美)は夫を23年前に殺され犯人と目される恩田育三は逃亡、行方不明。耕助は滞在中、リカの息子・歌名雄(高岡健二)、娘・里子(池波志乃)、村の有力者・仁礼嘉平(鈴木瑞穂)、庄屋の末裔・多々良放庵(小沢栄太郎)と顔を合わせる。
>>続きを読む

原尞のデビュー作「そして夜は甦る」を久々に読む

1988年4月、早川書房から出版。原尞の記念すべきデビュー作。この時42歳。あらすじと感想レイモンド・チャンドラーの影響が色濃い和製ハードボイルドである。ある日、「渡辺探偵事務所」で働く沢崎の元に謎の依頼者が現れる。海部と名乗るその男は佐伯というルポライターがここに来たかどうかを尋ねる。そのことがきっかけで、沢崎は行方不明の佐伯の調査に乗り出していく。事件は過去の東京都知事狙撃事件と深く関わってい
>>続きを読む

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る