フリーライター Sakamoto Norio ブログ

西村京太郎452「つばさ111号の殺人」を読む

2009年出版の作品。2010年土曜ワイド劇場で映像化。あらすじ十津川警部が朝食をとりながら新聞を読んでいるとある男の死の記事が目に留まった。男は昨年起きた殺人事件で裁判の証人になった人物だった。判決の場で犯人は証人たちを全員殺すと叫んだが獄死。男の死は不審な死を遂げた証言者に続き2人目。偶然の一致とは思えない状況に十津川たちは動く。しかし、またしても証言者の一人が失踪し無残な姿に。十津川は犯人と
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西村京太郎145「会津高原殺人事件」を読む

1988年出版の作品。1994年にTBSで映像化。あらすじ隅田公園で血まみれの男が保護された。男は高沢明という名前であることが判明するが、記憶を失っていた。会津鬼怒川線開業記念のバッジを持っていたことから3日前に会津高原で起きた原田あかり刺殺事件との関連を疑う十津川。しかし、男は入院先の病院から失踪。そして、芦ノ牧温泉で高沢明と名乗る男が殺される。十津川達が駆けつけるが殺された男は記憶を失った男と
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西村京太郎316「愛の伝説・釧路湿原」を読む

2001年出版の作品。2004年にTBSで映像化。あらすじ持田は釧路湿原のタンチョウサンクチュアリで働く独身男。そこにボランティア志願の白井香織という謎めいた美女が現れる。一方、十津川警部は東京で起きた殺人事件の捜査のため釧路に。捜査の参考人として香織に接触するが、なぜか彼女は失踪。香織の過去に何があったのか? そして香織の本当の目的とは?十津川達が行った捜査の果てに見えた真実とは――みたいな話。
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西村京太郎346「仙台青葉の殺意」を読む

2003年出版の作品。2015年に土曜ワイド劇場、2016年にフジテレビで映像化。あらすじ仙台で食品会社の社長・田中が病死。彼が残した手帳にはなぜか何の接点もないはずの十津川警部の名前が。田中の妻・啓子から葬儀に招かれる十津川。啓子から手帳を譲り受けるが、帰りの新幹線で何者かに奪われてしまう。やがて手帳を巡って連続殺人が行われる。啓子の身にも危険が迫る中、犯人像をつかみかねる十津川たちだが――とい
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西村京太郎500「十津川警部 秩父SL・三月二十七日の証言」を読む

2012年出版の作品。2013年に土曜ワイド劇場で映像化。あらすじゴールデンウィーク明けの5月10日。珍しく非番となった十津川警部は自宅にいた。妻の直子が出かけ、何気なく週刊誌を読んでいると一つの記事が目に留まる。それは旅行作家・小島のエッセイで秩父SLの車中で漫画家の戸川を見かけたというもの。だが、戸川は十津川が資産家の秋山夫婦殺しの罪で逮捕した人物。小島のエッセイによれば事件当日に戸川を見かけ
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森村誠一「超高層ホテル殺人事件」を読む

1971年初出の作品。1976年に近藤正臣主演、由美かおる、西村晃などで松竹映画化。水戸黄門か。1982年に土曜ワイド劇場で映像化。こちらは田村正和、結城しのぶ、佐藤慶などなど。どちらも観てみたいものだが。あらすじ超高層ホテルの開館記念イベントでホテルの総支配人が転落死。他殺が疑われたが、墜落した窓のある部屋は出入り不可能な密室。支配人はアメリカのNI社から派遣されてきた人物だったことから屈辱的な
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森村誠一「腐蝕花壇」を読む

1987年の作品。あらすじ人気作家・北村はある日公衆電話で隣り合わせた人と手帳を間違え、謎の麻薬パーティーに参加してしまう。ところが、もともとそこに参加予定の政界黒幕がホテルで不審な突然死。少しずつ手がかりをつかんでいくが突然政界から圧力が。憤りを感じ己の身を捨て執念の捜査を進める刑事たちは、ついに巧妙な手口の犯罪計画を明らかにしていく――という話。感想一見何のかかわりもなさそうな犯罪を、うまいこ
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女必殺拳シリーズ2・東映映画「女必殺拳 危機一髪」を観る

1974年公開の東映映画。女必殺拳シリーズ第2弾。あらすじ凄腕の女ドラゴン・李紅竜(志保美悦子)。友人である王美麗の捜索を父親から依頼され日本へ。美麗は宝石密輸の運び屋をやらされていた。美麗や姉の白蘭たちを食い物にする悪の組織を倒すため紅竜の怒りの拳が炸裂する――てな話。感想まあ基本第1作とほぼ一緒の展開。兄弟はぶち殺されるし、わけのわからん使い手は出てきては紅竜に叩きのめされる展開。安岡力也さん
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東映時代劇映画「旗本退屈男 謎の蛇姫屋敷」を観る

1957年12月公開の東映時代劇映画。旗本退屈男シリーズ第22弾。どんだけやっとんのよ。あらすじ突然屋敷に飛び込んできた女を助けた早乙女主水之介(市川右太衛門)。何やら事件の匂いをかぎとった彼は、柳沢吉保(山形勲)が企む陰謀の存在を知る。徳川家を抹殺せんとの企みを果たして阻止することができるのか?--てな感じの話。感想霧島京弥に北大路欣也が扮し、親子共演が一つの見どころ。小太刀の名手、京弥に無理や
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伝説の集団時代劇映画「大殺陣」を久々に観る

1964年の東映時代劇映画。時代劇が下火になり、任侠路線への転換が行われている時代。「十三人の刺客」「十一人の侍」に続く集団時代劇3部作の最後。監督は工藤栄一、脚本は池上金男。主演は里見浩太朗、平幹二郎。あらすじ時は4代将軍家綱の治世。なんでも屋ではない妻の加代と幸せに暮らす神保平四郎(里見浩太朗)。ところが友人をかくまったと誤解され、謀反を企む一味として捕縛される。あげくに加代は切り殺され散々な
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