深作欣二31・東映映画「仁義なき戦い 頂上作戦」を久々に観る

1974年公開の東映映画。仁義なき戦いシリーズ第4弾。あらすじ東京オリンピックが近づく中、市民社会は暴力団への批判を強め、警察は頂上作戦を開始。広能(菅原文太)と打本(加藤武)は明石組幹部・岩井(梅宮辰夫)とともに広島の中立派・岡島(小池朝雄)に協力を依頼。だが、その岡島も山守(金子信雄)の差し金で殺され、広島では若い者の暴走で抗争事件が頻発。警察が暴力団の一斉検挙を行う中、広能たちの運命は――と
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深作欣二32・東映映画「仁義なき戦い 完結編」を久々に観る

1974年公開の東映映画。仁義なき戦いシリーズ第5弾。脚本が笠原和夫から高田宏治に交代。不安視されたが興行収入はシリーズトップとなった。あらすじ警察の頂上作戦により、一応終結したかに見えた広島やくざ戦争。武田(小林旭)を中心に各組は大同団結し、政治結社「天政会」を発足させたものの、抗争の火種はくすぶり続けていた。飾り物の初代会長・山守(金子信雄)の後を継いだ二代目会長の武田は、理事長に若い松村(北
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温泉芸者シリーズ1・石井輝男監督東映映画「温泉あんま芸者」を観る

1968年公開の東映映画。この後シリーズ化される温泉芸者シリーズ第1弾。石井輝男監督らしからぬ?艶笑喜劇に仕上がっている。あらすじ舞台はとある北陸の温泉街。大繁盛のあんま芸者の置屋「浜中」。千代(橘ますみ)、富丸(三原葉子)らがお座敷に突入し、自慢の技で男どもを昇天させていく。ところが、温泉芸者たちの方は収まりがつかない。ある日、旅館で鉢合わせし二大勢力は野球拳で試合したり、ふろ場でかち合ったりと
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深作欣二37・東映映画「新・仁義なき戦い 組長の首」を久々に観る

1975年公開の東映映画。毎度おなじみ菅原文太や成田三樹夫を中心に、山崎努、梶芽衣子、西村晃などキャスティングが豪華。泥だらけのカーチェイスも印象的な作品。あらすじ舞台は北九州。対立する組の会長をぶち殺した大和田組幹部・楠(山崎努)と流れ者の黒田(菅原文太)。黒田は罪を一人で背負い刑務所へ。出てきた時は大和田組組長(西村晃)の一人娘(梶芽衣子)と結婚している楠が後を継ぎ、手厚くしてもらえるはずだっ
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東映ポルノアクション映画「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」を観る

1973年公開の東映映画。東映が招いたクリスチアナ・サンドバーグと池玲子が東西ポルノ女王対決というのがウリ。エロ×アクション×スパイ×仁侠みたいなごった煮の作品。あらすじ幼い日、警視庁刑事だったおとっつあん(殿山泰司)を何者かにぶち殺された葛西杏子(池玲子)。犯人の手掛かりは父がダイイングメッセージで残した花札の「猪鹿蝶」の3枚だけ。20年の時が流れ、明治38年、日本は日露戦争に勝利。世間が沸き立
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深作欣二17・映画「恐喝こそわが人生」を久々に観る

1968年公開の松竹映画。恐喝専門のチンピラたちの群像劇を描いたもので、メンバーは松方弘樹、佐藤友美、室田日出男、ジョー山中。ジョー山中さんの当時の芸名は城アキラ。有楽町のど真ん中で撮影されたラストシーンが印象的。あらすじチマチマ働くのに嫌気がさしているチンピラ・村木(松方弘樹)。彼はふとしたことをきっかけに、昔の仲間であるお時(佐藤友美)、関(室田日出男)、野口(城アキラ)と共に密造酒でしこたま
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東映映画「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」を観る

1973年公開の東映ポルノアクション映画。恐怖女子高校シリーズの第2弾。主演は毎度おなじみ杉本美樹&池玲子。その他はこれまたおなじみ、名和宏、渡瀬恒彦、楽しい夕食は作ってくれない金子信雄など(笑)あらすじ平和をうたいながら世間では恐怖の女学校として恐れられている希望学園(なんちゅう名や)。ここでは何が起きようと理事長の実力者、佐藤茂(金子信雄)の一言で警察から市長までひたすら言いなりになる無法地帯
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深作欣二20・東映映画「日本暴力団 組長」を久々に観る

1969年公開の東映映画。主演は鶴田浩二。菅原文太、若山富三郎らが出演。あらすじ浜中組の代貸である塚本(鶴田浩二)。彼は8年の刑を終えてシャバに帰ってきた。浜中組は神戸に本拠を置く淡野組とタッグを組み、横浜の桜田組と組んでいる関東連合会と敵対関係。シャバに戻ってきた塚本はきっぱり足を洗うつもりだったが、親分(水島道太郎)が殺されたとあってはそうもいかない。仕方なく跡目を継ぐ塚本だが、抗争に巻き込ま
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眠狂四郎シリーズ8・映画「眠狂四郎無頼剣」を観る

1966年公開の大映時代劇映画。市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズ第8弾。監督はその後「必殺」シリーズでも名演出を見せる三隈研次。ライバル役に天地茂、藤村志保、遠藤辰雄など。あらすじ大塩平八郎の残党が何やら不穏な動きをしている、との情報を得た眠狂四郎。江戸の大店である油問屋2つが押し込みにあい、町辻で不思議な大道芸を披露している連中が大塩残党と何らかの関係があるとの可能性が。狂四郎は事件を探る中でその
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小津安二郎映画「東京暮色」を久々に観る

1957年公開の松竹映画。小津作品の中で異色のダーティー?というか暗めの話。出演は毎度おなじみ笠智衆を筆頭に、原節子、有馬稲子、山田五十鈴など。あらすじ毎度おなじみ笠智衆演じる杉山周吉は、銀行に勤めながら男手一つで子供たちを育ててきた。しかし、長女(原節子)は夫とケンカし娘連れて戻ってくるし、次女(有馬稲子)はチンピラの子供を身ごもるしロクなことはない。次女はチンピラを探し回るが、その時偶然自分の
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