マカロニウエスタン「サルタナがやって来る~虐殺の一匹狼」を久々に観る

1970年公開のマカロニウエスタン。基本的なフォーマットは珍しくもなんともないが、まあ武器だけは度肝を抜かされるというか笑える。あらすじ西部を流れ歩く黒ずくめの一匹狼サルタナ(ジャンニ・ガルゴ)。オメーはマジシャンか。とある町でならず者どもをケチョンケチョンにした後、なぜだか「私がやりましてん」と関西弁ではないが自ら出頭。殊勝な心掛け……なんてものはカケラもなく先にそこにおった奴連れて脱獄。そもそ
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マカロニウエスタン・映画「荒野の用心棒」を久々に観る

1964年製作のマカロニウエスタン。黒澤明監督の「用心棒」をパクったとして訴えられた。チョイ役でくすぶっていたクリント・イーストウッドを一挙にスターダムに押し上げた作品でもある。あらすじアメリカとメキシコの国境にある小さな町、サン・ミゲル。ここではドン・ミゲルとバクスター保安官の二大勢力がひたすら縄張り争いに精を出していた。そこにやってきた「名無しの男」クリちゃん。儲かるのは棺桶屋だけと言われる中
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マカロニウエスタン・映画「さすらいの一匹狼」を観る

1966年のマカロニウエスタン。あらすじと感想冒頭からスコープを覗く謎の主人公ハンク(クレイグ・ヒル)。銀行輸送の金を強奪するのは毎度おなじみフェルナンド・サンチョ。相変わらずむちゃくちゃ撃って護衛の人間を殺しまくる。制服奪って護衛になりすまし銀行も襲撃しようと企むサンチョ。なぜだか自分たち3人は別行動をとる。そしてハンクにつけまわされ対決のあげく速攻死ぬ。まだまだこの頃はサンチョも下っ端だったの
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マカロニウエスタン・映画「暁の用心棒」を観る

1967年のマカロニウエスタン。影のイマイチ薄いトニー・アンソニーの第1弾。あらすじと感想舞台はアメリカの国境に近いメキシコのゴーストタウン。アギラをボスとする山賊たちは、アメリカ政府がメキシコ政府に貸す金貨を強奪しようとしていた。そのためにメキシコ軍をだまして皆殺し。ついでに神父も殺害。衣服をはぎとって政府軍兵士になりすます。どう見ても政府軍なんてツラではないのだが。その状況を眺めている謎の男。
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マカロニウエスタン・映画「情け無用のコルト」を観る

1968年のマカロニ・ウエスタン。年齢差のあるコンビものというのは意外に珍しいかも。あらすじ主人公スティーブは賞金稼ぎというか各地の助っ人として稼いだ金で恋人と牧場を買って平和に暮らしたいと願っている。かたや年おいたガンマン・デュークはなかなか拳銃を捨てきれない。このあたりの対比はまあまあいい。しかしスティーブの恋人というのがデュークの娘なわけだがいくら黙ってつきあっていたとはいえそこまで怒らんで
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マカロニウエスタン・映画「野獣暁に死す」を観る

1968年のマカロニ・ウエスタン。日本から仲代達矢さんが参加している。あらすじ妻を殺された夫が凄腕の仲間を集め復讐するという単純明快なストーリー。仲代さんはちょっとイカレてる残忍な悪のリーダー。「用心棒」の新田の卯之助が出世したようなもん。仲間を集めるところは「荒野の七人」の様だがまあホイホイ集まる。桃太郎がきび団子で釣るようなもんだ。シナリオの勉強してたらホイホイ集めんと葛藤をいれんかいとか突っ
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マカロニウエスタン・映画「増える賞金、死体の山」を観る

1973年のマカロニ・ウエスタン。日本未公開。あらすじ悪徳将軍の配下に拉致された娘を救うべく軍医が依頼したのは一人の賞金稼ぎと騎兵隊トリオ。4人は配下の集団を追い将軍の砦に辿りつき娘を救出しようとする――という話。感想マカロニウエスタンも終焉の時期。話のネタがないのか中途半端感満載。アクションはまあ観れなくないけど(傘にマシンガン仕込んでたり)いかんせん動きがスローでないかい?あと明らかにこのシー
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名作マカロニウエスタン・映画「夕陽の用心棒」を観る

1965年のマカロニ・ウエスタン。主演はジュリアーノ・ジェンマ。この時はモンゴメリー・ウッド名義。なぜだか日本未公開。あらすじと感想個人的にはマカロニウエスタンのなかでも上位に入る出来栄え。なんちゅうても脚本がよくできてる。素直にオモロい。そりゃこれ一作でマカロニのスターにもなりますわな。ジェンマの名前はリンゴ。あだなはエンジェル・フェイス。軽い感じの役柄なのだが、早撃ちは天下一品。出だしから自分
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マカロニウエスタン映画「二匹の流れ星」を観る

1967年のマカロニウエスタン。あらすじと感想主演はゲイリー・ハドソン。誰やねんと思ったらジャンニ・ガルコ。変名かい。出だしはなぜか日光浴。のどかだねえと思ったら主人公のジャンゴ(そんなんばっかり)が隣に寝そべる男に話しかけるのだが実は自分が殺した賞金首というなかなかインパクトのあるオープニング。一方、敵役の主人公であるマヌエルは昔自分を裏切った男の元を復讐に訪れ娘を拉致。このボンクラ男がジャンゴ
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マカロニウエスタン・映画「アヴェ・マリアのガンマン」を観る

1969年のマカロニ・ウエスタン。日本では劇場未公開。あらすじケガをしている男ラファエルを助けたセバスチャン。何とラファエルはかつてのダチでセバスチャンとよく遊んでいたというのだがその頃の記憶を失っているセバスチャンはよくわからない。しかしラファエルの指摘で徐々に記憶が甦ってくる。自分は将軍の息子でラファエルは使用人の息子だった。しかしある日、父親は殺され母は父を殺した男と今も生きていると知る。一
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