デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第77弾。
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ゲストは尾藤イサオ、ポール牧、鮎川浩、田中浩、水原ゆう紀など。
あらすじ
下町に覚せい剤が出回り始め、
Gメンは売人・時松(尾藤イサオ)をマーク。
その結果、芸能プロダクションが絡んでいることを突き止めるが、
彼らにシャブを横流ししている黒幕は正体不明。
島谷刑事が悪徳刑事を装って芸能プロに接近する一方、
津川警部補は時松の彼女・加代(水原ゆう紀)が勤める
小料理屋に潜入して覚せい剤の出所を探り始めた――という話。
感想
第8話『裸の町』のリメイクである本作。
前回は「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が流れるけれど
今回は牧村三枝子さんの「みちづれ」が結構流れる。
それだけでも時代の移り変わりを感じますな。
どっちが好みかは、人それぞれかなあ。
丸大ハムのおっちゃんが撃たれる構図は変わらんけど(笑)
役どころは違うけどね。
「みちづれ」に合わせてトラックが暴走する出だしはインパクト大。
山浦さんが殺されるタクシー運転手で登場。
楠トシエさんの使い方はもったいない気が。
元祖CMソング女王で、売れたお方。
しかし、尾藤イサオさんは歳とらんなあ・・・
ゲストはジェイソン・グレゴリー(村越伊知郎)など。
あらすじ
ニコライ共和国のピアニスト、クローニンが
娘のジュリアを連れて訪日した際、亡命を希望。
クローニンから自分と娘の保護を依頼された
南雲警視はGメンに要請して二人を無事に保護する。
しかし、共和国側が「はい、そうですか」と言うはずもなく、
工作員を使って心臓病のジュリアがいる病院を急襲。
クローニンの亡命申請が却下される中、
ジュリアと津川警部補が拉致されたGメンに打つ手はあるのか――という話。
感想
冷戦時代らしい題材で、ネタ的には面白いんだけど
なんちゅうたらいいのか・・・丁々発止感がないとでも言えばいいのかなあ。
なんかもっとやりようがあるような。
絞った方がいいというかね。
守る側・攻める側の面白さが薄いなあと。
まあ、描きにくいところもあるのはわかるのだが。
最初の方なんか写真とナレーションで
とっとといけやって気もするし。
意外と緊迫感が無いのよね。
心臓病の子供はラストで走って来るしよ(笑)
声優さんは豪華ですな。ルフィもおるし。
田中真弓さんがジュリア役ね。この頃、ほぼ新人。
時の流れを感じますな。
ゲストは大塚道子、小野川公三郎、児島美ゆき、小川露里など。
あらすじ
ある日、車道にいる子供に気づいた津川警部補。
子供は無事助けたが、その代償として車にはねられてしまう。
しばらくの間、入院して車椅子生活を余儀なくされた津川。
病室に行くと、同室の患者・すみ(大塚道子)がちょっと変人。
望遠鏡で向かいのアパート覗くわ、
看護婦に金貸したりするわでお前は志村けんか状態。
ところがある日、すみが突然姿を消した――という話。
感想
第23話「車椅子の女刑事」のリメイク。
前回はコメディ的な要素もあったけれど、
今回は打って変わって殺伐とした感じ。
小野川公三郎さん演じる漫画家志望の明男が実質的主人公で、
偶発的に加害者になってしまうところが一番異なる点。
なので、ある意味GメンらしいっちゃGメンらしい話。
すみがちょっとステレオタイプすぎるかなあ。
これ、逆のキャラだったらもっといいドラマになるのでは。
人のいいおばさんが小銭掴めるとなったら、
豹変じゃないけど地が出ちゃうみたいなね。
そういう風にいった方が良かったと思うんだけど。
それぞれの作品に良さがあるので、見比べてみるのも一興。