フリーライター Sakamoto Norio ブログ

深作欣二17・映画「恐喝こそわが人生」を久々に観る

1968年公開の松竹映画。恐喝専門のチンピラたちの群像劇を描いたもので、メンバーは松方弘樹、佐藤友美、室田日出男、ジョー山中。ジョー山中さんの当時の芸名は城アキラ。有楽町のど真ん中で撮影されたラストシーンが印象的。あらすじチマチマ働くのに嫌気がさしているチンピラ・村木(松方弘樹)。彼はふとしたことをきっかけに、昔の仲間であるお時(佐藤友美)、関(室田日出男)、野口(城アキラ)と共に密造酒でしこたま
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東映映画「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」を観る

1973年公開の東映ポルノアクション映画。恐怖女子高校シリーズの第2弾。主演は毎度おなじみ杉本美樹&池玲子。その他はこれまたおなじみ、名和宏、渡瀬恒彦、楽しい夕食は作ってくれない金子信雄など(笑)あらすじ平和をうたいながら世間では恐怖の女学校として恐れられている希望学園(なんちゅう名や)。ここでは何が起きようと理事長の実力者、佐藤茂(金子信雄)の一言で警察から市長までひたすら言いなりになる無法地帯
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深作欣二20・東映映画「日本暴力団 組長」を久々に観る

1969年公開の東映映画。主演は鶴田浩二。菅原文太、若山富三郎らが出演。あらすじ浜中組の代貸である塚本(鶴田浩二)。彼は8年の刑を終えてシャバに帰ってきた。浜中組は神戸に本拠を置く淡野組とタッグを組み、横浜の桜田組と組んでいる関東連合会と敵対関係。シャバに戻ってきた塚本はきっぱり足を洗うつもりだったが、親分(水島道太郎)が殺されたとあってはそうもいかない。仕方なく跡目を継ぐ塚本だが、抗争に巻き込ま
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眠狂四郎シリーズ8・映画「眠狂四郎無頼剣」を観る

1966年公開の大映時代劇映画。市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズ第8弾。監督はその後「必殺」シリーズでも名演出を見せる三隈研次。ライバル役に天地茂、藤村志保、遠藤辰雄など。あらすじ大塩平八郎の残党が何やら不穏な動きをしている、との情報を得た眠狂四郎。江戸の大店である油問屋2つが押し込みにあい、町辻で不思議な大道芸を披露している連中が大塩残党と何らかの関係があるとの可能性が。狂四郎は事件を探る中でその
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小津安二郎映画「東京暮色」を久々に観る

1957年公開の松竹映画。小津作品の中で異色のダーティー?というか暗めの話。出演は毎度おなじみ笠智衆を筆頭に、原節子、有馬稲子、山田五十鈴など。あらすじ毎度おなじみ笠智衆演じる杉山周吉は、銀行に勤めながら男手一つで子供たちを育ててきた。しかし、長女(原節子)は夫とケンカし娘連れて戻ってくるし、次女(有馬稲子)はチンピラの子供を身ごもるしロクなことはない。次女はチンピラを探し回るが、その時偶然自分の
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伝説のコメディ・藤田まこと主演「てなもんや三度笠」を観る

1962年5月から約6年続いた番組。全放送数はなんと309回。朝日放送制作で当時はTBSとネット提携だった。主演は藤田まこと、白木みのる。女とケンカにめっぽう弱いあんかけの時次郎(藤田まこと)。だが、一念発起して男をあげるため、東海道五十三次の旅に出る。相棒はちんちくりんの珍念(白木みのる)。そこに刀を舐める浪人・蛇口一角(財津一郎)などが絡み、さらに行く先々でいろんな人を巻き込んでの珍道中――と
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伝説のテレビドラマ「淋しいのはお前だけじゃない」を久々に観る

1982年6月から8月にかけてTBSで放送。全13回。大衆演劇とサラ金を組み合わせた脚本が斬新の一言。西田敏行、泉ピン子、木の実ナナ、財津一郎、梅沢富美男、萬田久子などバラエティ豊かな出演陣も魅力。一言でいえばサラ金の取り立て屋をやっている沼田(西田敏行)と彼から逃げ回る借金抱えてる人々がひょんなことから旅回り一座を結成する羽目になるお話。最初はひたすら金の回収をしていた血も涙もない沼田が旅回り一
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中山美穂主演ドラマ「ママはアイドル」を久しぶりに観る

1987年4月から6月にかけてTBSで放送。全10回。当時人気絶頂だった中山美穂が母親役を演じるというアイデアの良さと、これまた話題の美少女だった後藤久美子との共演が話題を呼んだ。あらすじ人気絶頂アイドル・中山美穂が極秘結婚。相手は中学時代の恩師である水沢(三田村邦彦)。継母となり芸能活動と主婦業に奮闘する美穂だが、これまで家を切り盛りしてきた長女・晶(後藤久美子)と全くウマが合わず、ことあるごと
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伝説のテレビドラマ・長渕剛主演「とんぼ」を久々に観る

1988年10月から11月にTBSで放送。全8回。それまで「親子ゲーム」や「親子ジグ・ザグ」で主演し、歌手だけではなく役者としての地位も確立していた長渕剛。一転ヤクザを演じたこのドラマは、とてつもないインパクトだった。あらすじ2年の刑期を終えてシャバに出てきた英二(長渕剛)。ところが、迎えに来たのは弟分の常吉(哀川翔)だけ。愛した女はとうの昔に去り、妹のあずさ(仙道敦子)は英二に反発。大学を中退し
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松本清張映画化作品集1「証言」を読む

2008年出版の短編集。表題作のほか、「内海の輪」「地方紙を買う女」「種族同盟」の計4編を収録。「証言」は1958年に週刊朝日で2週にわたり掲載。黒い画集シリーズの一つ。1960年に東宝で映画化。その後、1962年・1965年・1984年・1992年・2004年と5回テレビドラマ化。「内海の輪」は1968年2月から10月にかけて連載。いわゆる倒叙ものの作品。なので、殺人の後の話が原作は長い。197
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