フリーライター Sakamoto Norio ブログ

チャップリンの名作映画「ライムライト」を久々に観る

1952年、チャップリン63歳の時の作品。喜劇のライバル、バスター・キートンとの共演が話題をよんだ。あらすじ舞台は1914年のロンドン。かつての人気コメディアン、カルベロ(チャップリン)。しかし今はただの初老の男。今日も酔っぱらってアパートに帰るとガスの臭いに気づく。臭いがする部屋に体当たりし中に入ると若い女がベッドに倒れていた。この若い女性、テリ―(クレア・ブルーム)。失業した不幸なバレエの踊り
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珍しくハードボイルド・西村京太郎73「夜の探偵」を読む

1983年初出の作品。映像化はまだなし。意外な展開が魅力のハードボイルド作品。追記2003年に「キャリア探偵日菜子の調査ファイル」としてドラマ化してた。主演は若村麻由美。性転換してたら気づかないよねえ。気づくか。あらすじふた回りほど歳の離れた女に入れ込みそのために罪を犯した男・矢代。2年の刑期を終え出所すると元興信所調査員の能力を見込んで弁護士がある女の捜索を依頼してきた。成功報酬は500万。渡さ
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西村京太郎72「神話列車殺人事件」を読む

1983年初出の作品。映像化はまだなし。トラベルミステリーだが十津川・亀井が一切出てこない珍しい作品。私立探偵の日高は会社で知り合った亜木子と結婚。彼女が行きたいと言った宮崎県高千穂に新婚旅行。ところが、亜木子が高千穂線の車中で突如失踪。日高は彼女の行方を捜すが、一向に見つからない。東京に戻ると自分とよく似たケースの依頼を引き受ける。こちらは夫が失踪しているかたちだ。依頼者である由美子とともに寝台
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西村京太郎93・短編集「午後の脅迫者」を読む

1985年初出の短編集で昔の作品を収録。「午後の脅迫者」「密告」「二一・00時に殺せ」「美談崩れ」「柴田巡査の奇妙なアルバイト」「私は職業婦人」「オーストラリアの蝉」「成功報酬百万円」「マルチ商法」の9本。午後の脅迫者・・・「小説現代」1972年1月号。因果応報という言葉がピッタリの作品。恐喝で捕まった探偵事務所所員の新聞記事を見て自分ならもっとうまくやれると考え調査員になった男が、うまく脅迫のネ
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西村京太郎13・初期の隠れた名作「マンション殺人」を読む

1971年初出の作品。初期の社会派本格推理傾向が堪能できる作品。映像化はまだなし。あらすじ都心の高層マンションのモデルルームで見学者の1人が殺害された。被害者が持っていた名刺は大企業の管理部次長だったが捜査を担当する田島刑事が会社を訪れると本人はピンピンしている。名刺は偽物と分かり、被害者は詐欺の前科があると判明。しばらくして、別のニュータウンで同様の殺人が。被害者が最初の被害者のニセ名刺を持って
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内田康夫「津和野殺人事件」を読む

1984年初出の作品。1997年にフジで、2008年にTBSで浅見光彦シリーズの1つとして映像化。あらすじ東京都営染井霊園の一角で男が殺された。死体の第一発見者は光彦の母親、雪江。警察の事情聴取に腹を立てた雪江は光彦に捜査協力をさせることにする。現場写真を見た雪江は自分が発見した時と腕の位置が違うことを指摘。そのことから光彦は凶器が墓石であることを推理。しかし、墓石の前で殺されたことしか手がかりが
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西村京太郎228「特急『しなの21号殺人事件』を読む

1995年初出の作品。1997年にTBSの十津川警部シリーズでテレビドラマ化。あらすじ長野県・善光寺のおみくじ「凶」を持たされ次々と起こる謎の連続殺人事件。犯人に振り回される十津川と亀井だが何とか第4の殺人だけは寸でのところで阻止する。しかし、入院した女性は口を開かない。自分が狙われているというのに、とイライラする亀井と落ち着こうと努力する十津川。しかし、犯人は亀井の娘を誘拐し十津川に女を解放せよ
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ラブストーリーの名作映画「離愁」を久々に観る

1975年のフランス・イタリア合作映画。ラストシーンのストップ・モーションが映画史に残る名場面として名高い。第二次世界大戦のフランスを舞台に妻子ある中年男と、ドイツ生まれのユダヤ人女性との純愛とその宿命的な悲しい最後を切々と綴った戦争映画。主演はジャン・ルイ・トランティニアン、ロミー・シュナイダー。あらすじ1940年4月――。第二次世界大戦が始まって半年余り、ドイツ軍はノルウェー、デンマークに侵入
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西村京太郎80「北能登殺人事件」を読む

1984年初出の作品。主人公は十津川の部下、日下刑事。2012年に沢口靖子の鉄道捜査官シリーズの原作として映像化されている。あらすじ久しぶりに休暇をとって能登にやってきた日下刑事。しかし、恋路海岸で思わぬ事件に遭遇する。同じ列車に乗っていた若い女性が何者かに狙撃されたのだ。彼女には狙われる覚えはないという。さらに今度は彼女のホテルの部屋で男が死体で発見される。隣で倒れている彼女の手には血ぬられたナ
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伝説のハードアクション・大藪春彦「女豹の掟」を久々に読む

1989年初出の作品。女豹シリーズの第2作目。女殺し屋小島恵美子、通称エミーの活躍を描く。あらすじと感想身長167cm、体重50kg。B98・W58・H94。峰不二子かあんたは。このエミーが暴れまくる話。任務は来日する韓国大統領の暗殺を狙う北朝鮮のテロリスト5人を探しだし抹殺すること。目的のためには脅迫・拷問・殺戮の嵐。政府与党の幹事長もためらうことなく銃殺。たまったもんではない。テロリストを一人
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