1978年に全4回で放送。あらすじと感想横溝正史本人が自選で第7位にあげている作品。それの最初の映像化なわけだが、ある意味原作よりもよくできている。過去4回の離婚歴を持つ女優を巡るスキャンダラスな展開が魅力の本作品。最初の夫はプールで死に2番目の夫は交通事故、3番目の夫は毒殺され4番目の夫は行方不明――。どこまでサゲマンやねんという話なのだが、それでも求婚する男がおるのね。犯人像とトリックは結構上
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1973年のイタリア映画。日本未公開だがかのタランティーノ監督のお気に入りとのこと。あらすじと感想イタリア・マフィアの世界を舞台に殺し屋VS組織の裏切り裏切られ最後はどうなる?って感じの話。黒沢明の「用心棒」をヒントに荒野の用心棒から始まるマカロニウエスタンを作り上げたイタリア映画が今度はコッポラの「ゴッドファーザー」に影響されイタリアマフィアはうちらが本場とばかりにマフィアアクションを作ったとい
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1977年、TBSで好評を博した横溝正史シリーズの記念すべき第1作。古谷一行が初めて金田一を演じた作品。あらすじと感想説明の必要もないぐらい有名な作品。犬神といえばこれかドカベンに出てくる左投手ぐらいのもんだ。また犬神といえばスケキヨ。マスクが一番不気味だったのはやっぱり1976年版の映画かなあ。2006年に再映画化された時は「スケキヨストラップ」とかあった気がする。さて、この全5回の作品のいいと
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1978年に全3回で放送。あらすじと感想最高視聴率が40%を超えたこともある人気シリーズだったわけだがなんちゅうてもその良さは原作の分量に合わせて放送回数を変えてたことも1つの理由。「悪魔の手毬唄」に至っては好評だったので放送回数が伸びたり。さて、本作「真珠郎」だが原作では金田一は登場しない。もともとこの作品は戦前に書かれたもので探偵は探偵でも由利麟太郎が活躍する話。ま、後の金田一作品の萌芽ともい
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1978年に全3回で放送。あらすじと感想またまた鍾乳洞での殺人、23年前の殺人がからむというお得意の展開。金田一に来るなという脅迫状が来るのもまあ定番。若き日の竹下景子さんが出ている。まだお嫁さんにしたいナンバーワンになる前の時代。この頃になると古谷金田一も板についたもので日和警部とのコンビも絶好調。珍しく悪役でない山本昌平さんやこの2年後に芸能界引退する栗田ひろみさんの可憐さ、やっぱり殺される小
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1978年に全3回で放送。人気を博した横溝正史シリーズの最終作。あらすじ古舘伯爵が建てた「名琅荘」はそのトリッキーな造りから別名「迷路荘」と呼ばれていた。この場所で昭和5年、世間を震撼させた事件が起きた。そして20年後、再び事件が――。感想過去の事件とそれに付随して現在に殺人事件が起きるというのは横溝正史の得意技であり現代のミステリーにも脈々と受け継がれているもの。また、洞窟や鍾乳洞で殺人が起きる
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1978年TBSにて全5回の放送。説明の必要がないぐらい有名な作品。この作品が劇画化されたことが横溝正史ブームの火付け役となった。原作、映画、連ドラ化とされたわけだが松竹で映画化された際の流行語となった「たたりじゃ~」のインパクトがあまりにも強いためこの横溝正史シリーズⅡでの連ドラ版は意外と評価が低い。出来は悪いことないと思うんだけど。原作を読んだのは小学校高学年ぐらいだったので(角川文庫のカバー
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1968年のマカロニ・ウエスタン。年齢差のあるコンビものというのは意外に珍しいかも。あらすじ主人公スティーブは賞金稼ぎというか各地の助っ人として稼いだ金で恋人と牧場を買って平和に暮らしたいと願っている。かたや年おいたガンマン・デュークはなかなか拳銃を捨てきれない。このあたりの対比はまあまあいい。しかしスティーブの恋人というのがデュークの娘なわけだがいくら黙ってつきあっていたとはいえそこまで怒らんで
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1968年のマカロニ・ウエスタン。日本から仲代達矢さんが参加している。あらすじ妻を殺された夫が凄腕の仲間を集め復讐するという単純明快なストーリー。仲代さんはちょっとイカレてる残忍な悪のリーダー。「用心棒」の新田の卯之助が出世したようなもん。仲間を集めるところは「荒野の七人」の様だがまあホイホイ集まる。桃太郎がきび団子で釣るようなもんだ。シナリオの勉強してたらホイホイ集めんと葛藤をいれんかいとか突っ
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1973年のマカロニ・ウエスタン。日本未公開。あらすじ悪徳将軍の配下に拉致された娘を救うべく軍医が依頼したのは一人の賞金稼ぎと騎兵隊トリオ。4人は配下の集団を追い将軍の砦に辿りつき娘を救出しようとする――という話。感想マカロニウエスタンも終焉の時期。話のネタがないのか中途半端感満載。アクションはまあ観れなくないけど(傘にマシンガン仕込んでたり)いかんせん動きがスローでないかい?あと明らかにこのシー
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