石井輝男監督「徳川女刑罰史」

1968年公開の東映映画。石井輝男監督による異常性愛路線第3弾。評論家にボロクソ言われながらも大ヒットした。あらすじ全3話で構成されたオムニバス形式。まず寛文5年。18歳のおみつ(橘ますみ)は兄・新三(吉田輝雄)を殺した容疑で捕まる。さらに彼女には近親相姦の疑いまであった。与力・南原一之進(渡辺文雄。似合うなあこういうの)の連日連夜続く拷問にも必死でじっと耐えるおみつ。ところが兄に似た与力・吉岡の
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アイドル映画「ピンク・レディーの活動大写真」を観る

1978年公開の東宝映画。当時人気絶頂のピンク・レディー主演映画。二人のヒット曲が全編にわたり流れ、笑いありアクションありの奇想天外なファンタジー映画となっている。あらすじ映画企画会議で頭を抱える製作者、監督、脚本家の3人。彼らは人気絶頂のピンク・レディーの主演映画のアイデアを出し合っていた。今、彼女たちはロサンゼルスでレコーディング。彼女たちが帰ってくるまでに企画を決定しなければ――。脚本家(秋
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感動のアニメ映画・松本零士原作「銀河鉄道999」を久々に観る

1979年の東映アニメ映画。東映動画20周年の節目でもあった。企画・原作・構成は松本零士、監督りん・たろう、監修は市川崑。ラストシーンのメーテルと鉄郎の別れの場面では、メーテル役の池田昌子さんと鉄郎役の野沢雅子さんが泣き出してしまい、スタッフももらい泣きし、しばらくアフレコを中断したという。ゴダイゴの主題歌も大ヒット。劇場前には長蛇の列ができた。あらすじ宇宙空間を走る銀河鉄道999.この列車に乗っ
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永遠の名作・松本清張映画「砂の器」を久々に観る

1974年の松竹映画。橋本プロダクション第1回作品。映画化が企画され脚本の第1稿ができてから14年。実現に近づきながらその都度挫折し、脚本家橋本忍が自分のプロダクションを作りついに製作にこぎつけた執念の映画。14年間キャスティングが変わらなかったのは加藤嘉だけと言われる。あらすじ東京国鉄蒲田操車場内で起きた殺人事件。容易に被害者の身元が割れず、捜査は難航。警視庁刑事・今西(丹波哲郎)と蒲田署刑事・
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永遠のアクションドラマ・「ザ・ハングマン 燃える事件簿」を久々に観る

1980年11月から1年間放送されたテレビドラマ。制作は朝日放送と松竹芸能。東京一極集中の現代からすりゃ隔世の感。必殺シリーズ現代版として、息の長いシリーズとなった。あらすじと感想初期メンバーはブラック――必殺仕事屋稼業の政吉じゃなかった林隆三。マイト――時には娼婦のようには歌わない黒沢年男。 パン――サラリーマンは気楽な稼業と……って言わない植木等。ベニー――みずいろの手紙は書かないあべ静江。バ
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明智小五郎美女シリーズ17「天国と地獄の美女」を久々に観る

1982年1月2日土曜ワイド劇場放送。ようこんなもん正月から放送しよんなと思うぐらいエロスと血ドバドバ大作戦のシリーズ第17弾。ゲストは叶和貴子、伊東四朗、小池朝雄、水野久美、宮下順子と豪華。あらすじと感想まずは明智先生の新年のご挨拶から。冒頭から主人公が視聴者に語り掛けるなんてねえ。現代では考えられないが、このおおらかさがなんとも言えませんな。裏返せばドラマと現実の区別がきちんとついていたという
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明智小五郎美女シリーズ7「宝石の美女」を久々に観る

1979年1月6日放送のシリーズ第7弾。原作は江戸川乱歩「白髪鬼」。ゲストは金沢碧、田村高廣、小坂一也など。あらすじと感想宝石強盗犯が刑務所から逃亡。逮捕に協力した明智くんに気いつけろやとアドバイス浪越警部。とっとと捕まえんかい。そういや富田林の逃亡犯いまだにつかまらんな。お約束の吹き替えヌードで金沢碧登場。風呂入ってたら怪しげな男に覗かれ悲鳴。屋敷には愛人の小坂一也と妹の田島はるかがいた。ま、強
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明智小五郎美女シリーズ13「魅せられた美女」を久々に観る

1980年土曜ワイド劇場で放送のシリーズ第13弾。原作は江戸川乱歩の「十字路」。割と後期の作品ですな。ゲストは岡田奈々、中条きよし、待田京介、奈美悦子など。あらすじ売り出し中の人気歌手・沖晴美(岡田奈々)。たぶんジュディ・オングのヒット曲からつけられたであろうタイトルのごとく、本人も似たようなカッコして歌っている。マネージャーの真下(中条きよし)に連れられ帰宅。兄貴(天知茂・二役)は将棋の名人戦の
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傑作忍者時代劇・渡哲也主演「忍法かげろう斬り」

1972年4月から約2年「週刊サンケイ」に連載。同年4月からフジテレビにて渡哲也主演で映像化。フリーランスの忍者というのが新しかった。昔テレビ京都だったかサンテレビで再放送してた。内容は特に覚えていないが、渡哲也が歌うというか口ずさむというか「ずいずいずっころばし」がインパクト絶大(笑)急病のため、途中で渡瀬恒彦に代わるのだが特に違和感はなかった。演じている役はフリーランスの忍者・鷹。通常、忍者と
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名作ホームドラマ・山田太一脚本「岸辺のアルバム」を観る

1977年6月~9月放送。全15回。ホームドラマの流れを変えたと言われる名作。第15回ギャラクシー賞などの栄誉に輝いた。あらすじと感想商社マンの田島謙作(杉浦直樹)、妻・則子(八千草薫)、大学生の娘・律子(中田喜子)、高校生の繁(国広富之)。どこにでもありそうな中流家庭の崩壊と希望を描いたもの。もともとは東京新聞に山田太一が連載していた小説。ドラマ化にあたっては家庭をリアルに描きたいとする作者と地
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