名作刑事ドラマ「Gメン’75」第214~216話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第72弾。

第214話「ニューカレドニア 大追跡」

ゲストは丹波義隆、新藤恵美、竹田かほり、吉田義夫、小林稔侍など。

あらすじ

国友商事社長誘拐殺人事件の犯人を追って、
ニューカレドニアに来た立花警部補らGメン。

しかし捜査中、一味の一人・リュウタロー(丹波義隆)と
謎の女(新藤恵美)に津川警部補が拉致監禁されてしまう。

リュータローの祖父がトミー(吉田義夫)と知った
黒木警視はすぐにニューカレドニアに向かった。

黒木警視とトミーの過去の繋がりとは何か、
そして一連の事件の真相は――という話。


感想

事件の背景を前半で説明してしまう刑事ドラマも多い中、
後半に事件の背景を持ってくるのがある意味Gメンらしさ。

海外での日本の搾取ぶりを告発する作品って
昔はドラマ・小説ともに結構あった気がする。

今じゃ日本は世界のATMと揶揄されているけど。
エコノミックアニマルという言葉も
批判的に用いられているケースが多いが、
もともとは日本人の勤勉ぶりを評価する言葉だったはず。

黒木警視の過去を巡るドラマはいいけど、
それ以外の部分はちと薄い印象。

風景観るだけでも結構価値がある気はするけどね。

第215話「白バイに乗った痴漢」

ゲストは三角八郎、井原千寿子、力石考、鳥居恵子、遠藤真理子など。

あらすじ

「COFFEE柿の木」に立ち寄ったところ、
いきなり所轄の刑事・影山(三角八郎)に
逮捕されてしまった田口刑事。

訊けば自殺しようとした友美(井原千寿子)という女性が、
田口宛の遺書を残していたのだという。

立花警部補によって釈放された田口は、
影山と組んで事件の真相を追うことに――という話。


感想

田口刑事の成長物語である本作は、
第9話「ニセ関屋警部補」のリメイクのような作品。

第9話と違うところは
セミレギュラーの鳥居さんと遠藤さんが捜査を手伝う点。
いいのか、民間人を巻き込んでと思わんでもないのだが。

井原千寿子さんはこういう薄幸な役が似合うというか。
杉良の『新五捕物帳』でもそんな役があった。
機織りの話だったかな。あれいいドラマだったなあ。

ある意味お約束通りの展開と結末を迎えるのだが、
山口和彦監督らしいカーアクションが観られるのが嬉しい。

第216話「口裂け女連続殺人事件」

ゲストは児島美ゆき、梅津栄、佐藤仁哉などお馴染みのメンバー。

あらすじ

深夜、何者かに電動ドリルで襲われた津川警部補。
翌朝、Gメン本部に出勤すると
「刑事を辞めろ」と男からの脅迫電話が。

刑事を辞めなければ警官を殺すという男の言葉通り、
連続して刑事・婦人警官・元刑事が電動ドリルで殺されていく。

事件の背景にあるものは一体何か。
津川警部補がそれを思い出した時、
電動ドリルが再び津川を襲って――という話。


感想

電動ドリルといえば某女性議員、
電動こけしといえば某女性歌手を思い出す年頃なのだが。

凶器使い捨てかいってのが思うところ。
ある意味豪快な犯人ですな。

どれだけ人相を隠そうが
風体で誰だかわかってしまうのが常連ゲストのつらいところ(笑)

内容はもうちょっと捻って欲しかったところはある。
口裂け女ねえ・・・ブームになりましたな。
「わたし、きれい?」ってやつね。
漫才師の和牛さんもネタにしてましたな。
来月末で解散ですか。もう実質解散しているようなもんだけど。

何でも続けるのは難しい。
数年後に「あの人は今」みたいな振り返り方をされんように、
常に今現在で勝負していってもらいたいですな。

ちーともドラマとは関係ない話だけれど、
口裂け女で連想したのはそんなところ。

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