1992年土曜ワイド劇場枠にて放送。
原作は山村美紗の同名長編ミステリ。
主演は伊藤蘭。太川陽介、若林豪、大門正明、蜷川有紀、夏夕介などが出演。
あらすじ
推理作家&人気キャスターの沢木麻沙子(伊藤蘭)。
今日もカメラマンの沖(太川陽介)を連れて、
京都の念仏寺でテレビの取材中、一人の女性にインタビュー。
ところが翌朝、その女性が死体で見つかった。
傍には取材時にいなかった子供までもが巻き添えに。
狩谷警部(若林豪)に映像を提供した麻沙子は、
殺された女性・川原ゆかりが働いていた高級料亭へGO。
仲居・初子(山村美紗)から
柳川の山崎信子という女性が何か知っていることを掴むが、
信子が死体となって見つかり、初子も刺殺されてしまう。
そして、麻沙子のもとにも毒を塗った薔薇の花が――という話。
感想
テンポがよく、スイスイ観れる。
ま、全体的に薄いっちゃ薄いのだが。
ダイイングメッセージもうっとうしいと言えばうっとうしい。
すぐ逃げとんのだから、犯人の名前書けよと思うかもしれないが、
そんなことしたら、ドラマはすぐ終わる(笑)
そない土曜の夜に重々しいもん見せられてもって話なので、
土曜ワイド劇場らしいっちゃ、らしい作品。
しかし、生放送中に信子の名前を読んじゃう麻沙子って、
どう考えてもキャスター失格と思うのだが。
この頃の伊藤蘭さんは、音無真喜子さんを連想するな。
なんとなく顔のタイプが似てるというか。
我々世代みたいに、
最初に覚えた曲が『およげたいやきくん』か
キャンディーズ『春一番』かみたいな者にとっては嬉しいドラマですな。