1989年土曜ワイド劇場枠にて放送。
主演は島田陽子。伊藤孝雄、赤座美代子、山田吾一などが出演。
あらすじ
OL・京子(島田陽子)は
ちーとも売れない詩人・藤森(伊藤孝雄)と同棲中。
妊娠三ヶ月の喜びに満ちてる京子の趣味はスケッチ。
ある日、藤森とスケッチに出かけた帰り道、
花屋の前を通ると藤森の様子がおかしくなる。
いきなり引っ越そうというのだ。
京子はとりあえず引っ越したものの、
ある夜、藤森の服に血痕が付いているのを発見。
そして翌朝、斉田(山田吾一)という男が
首を斬られて殺されたというニュースを藤森と一緒に見た。
体調が悪いながらも藤森が面接に出かける中、
京子は刑事(鶴田忍)の訪問を受ける。
昨夜、藤森と斉田が会っていたというのだ。
刑事が訪ねてきたことを知った藤森は、
警察に行くと言い残したまま姿を消す。
やがて、藤森が車にはねられて亡くなったという知らせが。
藤森はがんに侵され、数カ月の命しかなく、
京子を受取人にして保険金をかけていた。
それを初めて知った京子だが、
実は藤森にはもう一つの秘密があった。
藤森は代々続く青森の造り酒屋の社長だったが、
妻(赤座美代子)を残して五年前に蒸発していたのだ――という話。
感想
土曜ワイド劇場らしからぬ雰囲気というか。
どっちかといえばフジテレビ「金曜女のドラマスペシャル」みたいな。
出演メンバー的に落ち着いた雰囲気がいいやね。
ニセの京子が現れたり、サスペンス感もそれなりに。
後味のいい作品。