デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第30弾。
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ゲストは引き続き川津祐介、中島ゆたかがメイン。
あらすじ
草野が逮捕されたことを知った黒木警視は、
山田刑事を連れてパリに飛ぶ。
とことん小田切らに反発するリシャールには、
第二次世界大戦で起きた悲劇による反日感情があった。
東京にいる津坂からの連絡で
三億円事件の犯人が朝吹夫妻であることを知ったGメン。
そして坂峰と霧子を殺したのがマルソーという殺し屋と分かって――という話。
感想
大騒ぎした割には、最後あっさりなのよねえ。
まあ、そこに行くまでに幾重ものドラマがあるんだけど。
朝吹夫妻に犯人側の魅力ありそでなさそでってとこが
そういう印象になるんかな。
ニースの雰囲気はよろしいけどね。
コートダジュールって何か白浜にもそんな宿泊所あったけど、
今でもあるんかね、あそこ。
ゲストは川地民夫、土井かつえ、児島美ゆき、蟹江敬三とおなじみのメンバー。
あらすじ
アメリカルートのマリファナを追っていた津坂刑事は、
捜査線上に浮かんだ売人・ウイリアムスをマーク。
そのウイリアムスが立ち寄った喫茶店で突然拳銃を抜いた。
現場を目撃した津坂は、ウイリアムスを射殺。
ウイリアムスに拳銃を突きつけられた冬子(土井かつえ)は、
二年前に宝石強盗事件で負傷した女性。
そしてその時、一緒に捜査をしていた内藤刑事(川地民夫)と結婚し、
喫茶店を経営していたのだ。
再会を喜びたいものの、二人が結婚していたことに複雑な心境の津坂。
二年前に事件を起こした拳銃は、内藤が奪われたもので、
その拳銃は今、津坂が所持していた。
ところが、内藤の店に来ていたバイクの男(蟹江敬三)に
津坂が拳銃を奪われたことから、悲劇の幕が切って落とされることに――という話。
感想
まあ、なんちゅうか、こうなるんでしょうねえって話。
メンツはおなじみとはいえ、なかなか層の厚さを感じさせるメンバー。
所轄の和崎俊哉さんがいい味ですな。
この時は特別機動捜査隊にまだ出てたんかな。終わりかけやと思うけど。
こういう拳銃を巡るエピソードは、日本独特のもんやろねえ。
基本、警察官しか拳銃持てないってルールがないと、ハマらんもんね。
ゲストは尾藤イサオ、川崎あかね、稲野和子、杉江廣太郎、小林稔侍など。
あらすじ
Gメン本部に津坂刑事宛てで片方だけのスキー靴と手紙が届いた。
送ってきた相手、平尾和枝(川崎あかね)は
一年前に津坂が那須高原で知り合った女性。
相談したいことがあるとの内容を読んだ津坂は、
和枝のもとを訪ねるが兄・俊一(尾藤イサオ)から
数日前に和枝が首を吊って自殺したことを知らされる。
不審を抱いた津坂は、真相を追うのだが――という話。
感想
これまたおなじみのメンツが登場。
河合さんもいれば相馬さんもいる。
出だしのスキー靴といい、興味を引く展開が目白押しなのだが
無理があるっちゃ無理があるような。
そんなことってある?みたいな。
まあ、最近でも無免許でやってた教師もおったからねえ、
全く無いとは言えんけど、あの入れ替わりってありかね。
刑事になる前やったから可能っちゃそうかもしれんが、
そんな採用試験ええかげんなんかいって気がせんでもない。
『砂の器』の時代じゃないんだから。
出だしから中盤にかけてのインパクトはあるのに、
終わり方がワンパターンっちゃワンパターン。
それしかないといえば、これまたないのだが。
結局、見せ方は面白いんだけど、人間の描き方が面白くないのかな。
こういう風に育ったから、こうなったみたいな。
人間ってそんなワンパターンなもんじゃないし。
こういう風に育っても、ああなったりこうなったりするのが人間じゃないの。
何でも同じようになるなら、そりゃ人間じゃなくて機械ですわな。
でも、最近はそんな世の中になってきているのかもね。
ものづくりはもちろん、生き抜いていくのは難しいですな。