毎度おなじみ美女シリーズ第２８弾。
天知茂亡きあと、北大路欣也に代わっての３作目。
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あらすじと感想
何回見てもやっぱり天地茂のニヒルで
クールな感じには到底勝てない。
なんか中間管理職のおっさんが捜査してる感じで
ちっともダンディではない。
というか前任者がオーバーだっただけとも言えるが、
荒唐無稽な作品にはそれぐらいじゃないと釣り合わないのかも。
真面目な感じがにじみ出ている明智小五郎もありといえばあり。
登場人物はまず叶和貴子。
何回出とんのアンタというぐらいの常連さん。
昔の２時間サスペンスって
登場の順番で犯人とかわかってた（今もか）。
というわけで毎度おなじみ最後に毒飲んで死にます。
これなんかマシな方で、
別作品では花火に飛び込んで爆死なんてのもあった。
和服が似合うんだよねえこの人。
まあ我々世代には「宇宙刑事ギャバン」のミミー役のイメージが強い。
人気のせいかシャリバン・シャイダーと続けて出るという快挙を果たす。
しかし、ギャバンとシャイダーの曲は頭に残っているのに、
シャリバンはちっとも思いだせん。不思議だ。
ドラえもんの後観てたんだよなあ金曜夜７時半。
続いて蜷川有紀。
これまた２時間サスペンス常連さん。
犯人と疑われる性格の悪い女を演じさせたら天下一品である。
なんていうか顔が好き。雰囲気がエロい。
主演した映画「狂った果実」の男を舐めた役柄なんかピッタリ。
最近は画家になったらしい。世界のニナガワの姪である。
他では志垣太郎、根上淳と別作品で出ている人も登場し、
浪越警部は天知茂と名コンビだった荒井注に代わり坂上二郎になっている。
うーん。
これは違うなあやっぱり。
あと無名時代の金田明夫さんも出てる。
オカマでのぞき癖のある奴。
ワンシーンのみ。人に歴史あり。
原作は江戸川乱歩「何者」。知らん。
この頃になると原作探すのも苦労するわな。
荒唐無稽さと女性の裸の味は初期に比べりゃめちゃくちゃ薄い。
ちょうど時代は８０年代半ば過ぎ。
２時間サスペンスに裸を求める必要もなくなりつつあった頃。
今はそんなことありえないが、
自分らの小さい頃は女性の裸を見ようと思ったら、
２時間サスペンスというのが定番だった。
第一線（とは一概に言えんが）女優がバンバン脱いでいたのである。
もっともリアルタイムでは観ることができず、
再放送が楽しみでしょうがなかった。
なかでも裸オンパレードだったのが、このシリーズ。
まあ風呂場で殺される女性の多いこと。
もしくは意味もなく裸で吊られ死んでいる。
よく見ると時々顔が動いているのがまるわかりで、
それがまた面白い。
サスペンスなんだかコメディなんだか。
しかし不思議と時々観たくなるから不思議なものだ。
つじつまが合おうが合わなかろうが、
観て面白いかどうかといえば間違いなく面白いからだ。
