橋上秀樹著「野村克也に挑んだ13人のサムライたち」を読む

2011年出版の作品。
著者の橋上秀樹氏は現在西武ライオンズ1軍野手総合コーチ。

13人の内訳は次の通り。
笘篠賢治、西村龍治、長嶋一茂、池山隆寛、岡田彰布、今岡誠、山口重幸、
飯田哲也、柳田浩一(昌夫)、一場靖弘、古田敦也、岩隈久志、橋上秀樹。

笘篠はアイドルだった松本典子と結婚した「とまぴょん」である。
確かに自分のタイプというのを理解せんと大成せんわなあ。
「脇役のススメ」というのを理解した宮本慎也が2000本打ったのと
あまりにも対照的な気がする。

山口重幸は岩倉高校のエースとして春のセンバツで優勝。
しかも決勝の相手はPL学園、桑田・清原KKコンビ2年生。
これテレビで見てたんだよなあ。
プロでは控えの内野手としてやってたのね。
そういう自分の活かし方というのもありだわね。

しかしまあ、不思議なのはそんだけ野村監督の教えを聞いてた著者は
なんで選手としては大成しなかったのかということである。
話を無視した岡田・今岡コンビが優勝したのとは対照的。
そのあたりのことは特に触れていない。
要するに合う合わないは誰にでもあるし、成功と失敗は紙一重ということかね。
運もいるしねえ。

しかし著者の場合はコーチとしては成功している。
今年西武が調子いいのも、無関係ではないだろうし。
辻監督も現役時代は西武からヤクルトに移って
野村監督の教えを受けたわけだし、そうやってDNAが受け継がれていくのはいいですな。
そういうことができてるチームというのは、野球であれサッカーであれ結果出してる。
たまにポンと勝つことはあっても継続は難しい。
その意味ではサッカーなら鹿島アントラーズ、野球ならソフトバンクは双璧ですな。

記事作成・ライティングに関するお問い合わせ・ご相談

コピーライター育成オンラインアカデミー

最近の投稿

テーマ別

ページトップに戻る