1975年公開の東映映画。なぜか「かまきり夫人」という単語だけが強烈に頭に残る。監督は牧口雄二、主演はもちろん五月みどり。山城新伍、森崎由紀、名和宏、伊吹吾郎などが出演。あらすじタレントの五月みどり(本人)は大学教授で評論家の夫(山城新伍)と仲良くテレビ番組をやるなどおしどり夫婦として知られている。ところが裏では夫は女子大生と浮気する毎日。欲求不満がつのるみどりは男をとっかえひっかえすることに。サ
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1960年公開の独立プロ映画。近代映画協会が経営危機で解散記念に作ったところ大ヒット。モスクワ映画祭グランプリを始め、国内外問わず数々の栄誉に輝いた。監督は新藤兼人、主演は殿山泰司、乙羽信子。あらすじ舞台は瀬戸内海の孤島。島には水がないということで千太(殿山泰司)とトヨ(乙羽信子)の夫婦は夜が明ける前に隣の島に行って水を汲んでくる生活を送っている。夜明けとともに二人の子供、太郎と次郎はまき拾い。決
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1974年公開の東宝映画。原作は石川辰三。高校生の時読んだなあ。主演は萩原健一、監督は神代辰巳のゴールデンコンビ。桃井かおり、檀ふみ、高橋昌也などが出演。あらすじとある大学の法学部に通う江藤賢一郎(萩原健一)。彼は学生運動に挫折し、家庭教師をしながら生活していた。賢一郎は教え子の登美子(桃井かおり)と仲良くなり、登美子の短大合格祝いで行ったスキー場で結ばれる。アメフトを辞め司法試験合格に向けた準備
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1988年4月クールの月9ドラマ。主演は田原俊彦で相棒の野村宏伸演じる榎本との掛け合いが話題に。地上げやドーナツ化現象で統廃合を余儀なくされる小学校が舞台。このあたりは漫画「人間交差点」の原作者でもある脚本家・矢島正雄さんならではか。紺野美沙子、五十嵐いづみ、五十嵐淳子、萩原流行らが出演。あらすじ下宿を追い出され日比谷公園で野宿を余儀なくされた徳川龍之介(田原俊彦)。そんな彼がひょんなことから銀座
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1989年の秋クールに月9ドラマとしてフジ系列で放送。キャラクターが魅力のお気楽痛快ある意味スポ根学園ドラマ。脚本は野島伸司。こういう作風でとことん行ってほしかったところではある。キャストは陣内孝則、小泉今日子、柳葉敏郎、近藤敦、藤田朋子など。また生徒役に和久井映見、田中律子というところに時代を感じる。教師のアフター5を描いたことも斬新だった。あらすじ南青山高校で古文を教えている日色一平(陣内孝則
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1954年公開の日本映画。監督は巨匠・溝口健二、原作は近松門左衛門。主演は長谷川一夫と香川京子、南田洋子、進藤英太郎などが出演。あらすじ舞台は17世紀後半の京都。大経師の以春(進藤英太郎)の妻であるおさん(香川京子)。彼女はある日、享楽的な兄(田中春男)から「金貸してえな、ええ暮らししてるんやろ、なあ」とは別に言われてはおらんがとにかく金をせびられることに。悩むおさんに救いの手を出したのが手代の茂
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1990年1月クールの月9ドラマ。ちょうど30年前のこの時期やってたんだよなあ。主演は浅野温子、三上博史。工藤静香、風間トオル、布施博、益岡徹、財前直見、石野真子らが出演。主題歌は懐かしのLINDBERG「今すぐKiss Me」。なぜだかDVDにはなっていない。誰か捕まった人おるか?あらすじと感想なんちゅうても印象的だったのはタイトルバック。浅野温子と三上博史がいろんなところでキスするやつ。車やエ
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1965年公開の独立プロ映画。原作は開高健『片隅の迷路』、監督は山本薩夫。戦後を代表する冤罪事件の一つ、徳島ラジオ商殺しを描いている。出演は奈良岡朋子、吉行和子、福田豊土、大滝秀治、加藤嘉、樋浦勉など。あらすじ徳島市で起きたラジオ店主殺害事件。進展しない捜査の中、検察庁の手に事件が渡った途端、内部犯行説にころっと変わって妻の洋子(奈良岡朋子)が逮捕される。一審で懲役13年が下され、控訴するも二審で
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1976年公開の東宝映画。原作は室生犀星、3度目の映画化。兄の伊之吉が草刈正雄、妹のもんが秋吉久美子。そのまた妹が池上季実子。父親が大滝秀治、母親が賀原夏子で特に賀原夏子の好演が光る。あらすじ多摩川べりに暮らす一家。ある日、もん(秋吉久美子)が妊娠して家に戻ってくる。ダンプの運転手で兄の伊之吉(草刈正雄)も父親(大滝秀治)ももんには冷たい。もんをかばうのは母親(賀原夏子)と妹・さん(池上季実子)だ
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1980年4月から半年TBS系列で放送されたテレビ時代劇ドラマ。土曜22時ということは「Gメン75」の次の時間帯だったのね。主演は初の時代劇だった片平なぎさ。まだ「なぎなぎ」とは呼ばれていない。お供は和田浩治。森マリア、小松政夫、中村敦夫、あおい輝彦となかなかのメンバー。結構、この作品の片平なぎさファンというのは多い。あらすじ時は3代将軍家光(長谷川哲夫)の時代。老中・土井大炊頭(安部徹)の策略で
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