デアゴスティーニから発売の全話シリーズ第93弾。
ゲストは福田豊土、伊東達弘、石原祐、池田直人など。
田口の白バイ時代の元上司で
今は現金輸送車のガードマンをしている
石倉(福田豊土)の息子・正和(池田直人)が誘拐された。
苦悩の末に石倉は田口に連絡、
黒木警視正は石倉が運ぶ予定の5億円が犯人の目的と睨む。
予想通り犯人グループは石倉と
ガードマンに変装した田口の前に現れる。
田口は隙を見て犯人逮捕を狙うが、
狡猾な犯人の仕掛けに正和の命は風前の灯火で--という話。
感想
田口刑事主演作としては上位に入る出来映え。
カーアクションもさることながら、
犯人とのやり取りなど知的サスペンスも見どころ。
伊東達弘さんってこういうの似合うわね。
刑事とか同心とかもたまにやってた気がするんだけど。
一番印象的なのは田宮二郎版「白い巨塔」の安西医局員かなあ。
石原祐さんは「薄荷煙草」の人ですな。
坂本冬美さんもカバーしている曲。
女ジュリーって売り出し方だったんだけど。
ゲストは中島ゆたか、水原麻記、原良子、堀内正美、加藤和夫など。
あらすじ
Gメン本部に捜査がゆだねられた謎の密告状。
内容は6カ月前に起きた交通事故の加害者は
今をときめくファッションデザイナー・エマ島崎(中島ゆたか)で、
服役中のエマのマネージャー・三浦(堀内正美)は身代わりというもの。
差出人はエマの周辺にいる人物とGメンは狙いをつけるが、
一人また一人と関係者が殺されていって--という話。
感想
まあ、そうでしょうねって話なんだけど
女優陣のメンツがいいのでそれなりに楽しめてしまう。
エマニエル夫人ってこの頃ではなく
そこそこ前だったような。1974,1975年ぐらいか。
なので話題性としてはもっと初期に作られていてもおかしくない。
ここから半年もすりゃ、エマニエル夫人じゃなく
エマニエル坊やが登場していた気もするのだが。
エマニエル夫人って女性に人気あったんだよな、確か。
ああいう有閑マダム的な雰囲気に憧れたんでしょうな。
マダム感抜群の中島ゆたかさんが椅子に座ってる姿はええわね。
エマニエル夫人と「流されて」はどっちが早かったんかなあ。
似たような時期なんだろうけど。
まあしかし、ネットフリックス「新幹線大爆破」が大ヒット。
もともとオリジナル「新幹線大爆破」は公開時ヒットせず、
思想の話とかをカットしたアクションメインバージョンが
外国でバカ受けした歴史を持つ。
そのあたりも企画段階でポイントだったんでしょうな。
目の付け所がええっちゃええけど。
しかし、時代は配信サービスやねえ・・・
ゲストは森マリア、小林稔侍、北島マヤ、酒井昭など。
あらすじ
来日中のアメリカ上院議員・アルバートの護衛を依頼されたGメン。
同じ任務に就くため、帰国した速水刑事も合流するが、
アルバートは狙撃され助かったものの、速水も傷を負う。
そして吹雪刑事のミスから、アルバートの娘・ケイトが誘拐された。
事件の背後にあったベトナム戦争が生んだ悲劇とは――という話。
感想
森マリアさん演じる速水涼子刑事リターンズの回。
この頃、マリアさんは土曜夜10時からやってた
片平なぎさ主演の「雪姫隠密道中記」に出てた。
と思いきや、一週前に最終回を迎えていたようで。
あっち出たりこっち出たり忙しいですな。
裏を返せば、それだけ活気があったとも言える。
かたや、敵役はこの頃シャブ中ならおまかせ状態の稔侍さん。
ゴルゴ13もどきですらない殺し屋を演っております。
この頃かなあ、稔侍さんは映画「狂い咲きサンダーロード」に出てるの。
なんちゅうかゲイな感じのスーパー右翼みたいな役。
インパクトならあちらの方がはるかにありますな。