池井戸潤原作・渡辺謙主演ドラマ「果つる底なき」を久々に観る

2000年フジテレビ系列「金曜エンタテイメント」枠にて放送。
原作は池井戸潤の第44回江戸川乱歩賞受賞作。
主演は渡辺謙。菅野美穂、西田健、段田安則、伊集院光などが出演。

あらすじ

突然の融資打ち切りで倒産した
東京シリコンの社長・柳葉(石田太郎)が自殺した。

その通夜の最中、担当行員・坂本(伊集院光)から
電話を受けた前任者・伊木(渡辺謙)は坂本の様子に不審なものを感じる。

直後、坂本は変死。
死因は蜂に刺されたことによるアナフィラキシーショックだった。

しかし、自分の車の中から
電話をかけていた坂本がなぜ蜂に刺されたのか?

東京シリコンの倒産に絡む不正を
柳葉の娘・奈緒(菅野美穂)と追っていく伊木だったが――という話。


感想

原作とは結構違う部分がある。
まず、主人公の伊木って本店から左遷された人物だったような。

本店から支店に左遷されて、後を引き継いだのが坂本だったかな。
ドラマでは本店に栄転って感じだから、そこはどっちの方がいいかねえ。
まあ、好みの問題になって来るけど。

家庭を持っているのは坂本で、
その結婚相手は伊木の元恋人って設定だったと思う。
人物の設定に関しては、おおむね原作の方がよかったような。

ま、そういう点を差し引いても、
これはこれでいいドラマの仕上がりと言えるかなと。
渡辺謙さん&菅野美穂さんはいいコンビだし。
西田健さん&段田安則さんはさすがだし。
配役のバランスはいいよねえ。

銀行の影に潜む巨悪犯罪ってのはオーバーだけど。
なんで必要ない副題を付けるのかなあ。

そんなことせんでもねえ。
原作のタイトルだけだと分かりづらいってことなんだろうけど。

今じゃなかなか乱歩賞といえど、ドラマになりませんからな。
昔はどういうルールだったんかねえ、
火サスもあったし土曜ワイド劇場もあったと思うんだけど。

火サスの『原子炉の蟹』はええドラマやったなあ。
秋吉久美子さんが主演やったかな。
相手役の人の名前が出てこない・・・最近そういうの多い。

土曜ワイド劇場は『焦茶色のパステル』やってたような。
『血液型殺人事件』?てな感じのタイトルで。
浅野ゆう子さんと・・・誰のコンビやったっけ。
女性だったのは間違いないと思うけど。

90年代後半から2000年代初頭はずっとフジテレビと思う。
そのうちネットフリックスでやってくれるようになればねえ。

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