時代劇「吉宗評判記 暴れん坊将軍」第22~24話を久々に観る

デアゴスティーニから発売の第8弾。

第22話「天かを支える友情」

ゲストは紀比呂子、遠藤真理子、稲葉義男、岡崎二朗など。

あらすじ

ごろつきの温床となっている千住の改革を巡り、
忠相と対立することになった吉宗。

吉宗は関東郡代・遠藤因幡守(稲葉義男)の
意見を取り入れて千住改革に乗り出すことに。

しかし、掛小屋禁止のお触れが出たあおりで
辰五郎の知り合いである人気芸人・小花(紀比呂子)と
小菊(遠藤真理子)の蝶々亭が廃業に追い込まれそうになる。

さらに、座頭・久造(山村弘三)が
小花に岡惚れしている遠藤の息子・剛之進(岡崎二朗)に斬られてしまい――という話。


感想

吉宗、若気の至りでやっちゃったぜ話。
忠相は抗議のため、登城しなかったりする。

まあ、改革に利権が伴うのは
古今東西、共通している話というか。
悪だくみする五郎兵衛稲葉さん。出世したな。

吉宗と辰五郎のやり取りなど
緊張感あるシーンは非常にいいんだけど
何やろなあ、全体的にはなんかスカスカな感じもすんのよね。

もひとつ有機的じゃないというか。
ピンチなように見えて姉妹もそれほどピンチになるわけじゃないし。

なぜだか殺陣の時に、夏樹陽子さんの目が光るのが印象的。

第23話「怒れ‼ 魚河岸野郎」

ゲストは桜木健一、安部徹、加賀邦男、原口剛、藤尾純など。

あらすじ

自分の食事のためと称して
魚河岸が御直買いで苦しんでいることに憤慨した吉宗。

魚屋の太吉(桜木健一)と知り合い、
実際に魚河岸で働いてみて御賄組の横暴を目の当たりにする。

賄頭・大山帯刀(安部徹)が裏で糸を引き、
岩見彦左衛門(加賀邦男)、吉田小兵衛(原口剛)が
町名主・久作(藤尾純)と組んで食材を横流しして私腹を肥やしていたのだ。

真相を暴こうとする吉宗だが、太吉が暴走して――という話。


感想

御直買いの話って、時代劇には結構出てくる気が。
その中で、ザ・桜木健一話という展開が炸裂。
魚屋とか細工職人とか、この上なく似合いますな。

安部さん、加賀さん、原口さん、藤尾さんという
時代劇には無くてはならない4バックが揃い踏み。

加賀さんは志賀勝さんのおとっつあんだし、
藤尾さんは中原早苗さんのおとっつあん。
そういう系譜ってあるもんよねえ。

原口さんは悪役が多いイメージだけど、
『編笠重兵衛』では四十七士だったなあ。
リアルタイムで言えば『大鉄人17』の隊長。
子供の頃は「隊長、また斬られとるでおいおい」と思っとったもんだ。

第24話「七里飛脚は鬼より怖い」

ゲストは梶三和子、天津敏、宮口二郎、あき竹城、浜伸二など。

あらすじ

め組の源蔵と鉄が、
七里飛脚の横暴をとがめて逆に折檻されたことを知った吉宗。

おさいにボロクソ言われないために米を持参したところ、
父親を七里飛脚に無礼打ちされたお紋(梶三和子)を両国まで送ることに。

そのお紋が、七里飛脚・作造(浜伸二)殺しの容疑で捕縛された。
作造がお紋の父親を殺していたことから、動機は十分。

吉宗は七里飛脚の元締め・菅井半兵衛(宮口二郎)と
米問屋・武州屋(天津敏)に目を付けるが鉄壁のアリバイが――という話。


感想

お紋が働いているのは、両国の船宿・浜乃屋。
浜乃屋と聞けば、『長七郎天下御免!』しか連想しなかったりする。
この頃、もう始まってたのかな。まだかもしれない。

梶三和子さんは、こういう幸薄そうな役のイメージがあるなあ。
記憶失ってるとか。結構そういうのが多い気が。

天津さん、宮口さん、浜さんの強面三人衆。
画面にインパクトがありますな。
天津さんは普段ものすごく優しかったそうな。
だいたい、悪役の人の方が人柄いいってケースは多いのよね。

しかし、この3話に共通するのは
助八、天井開けすぎじゃねーか?(笑)
誰か一人ぐらい気づけよ、おいおいって感じ。

あと、いつも思うのは吉宗に峰打ちされる方がいいよね。
助八とおそのに向かっていったら命ねえもん。
裁かれるんだから、同じことなんだけどね。
将軍様の刀を穢してはいかんからなあ、そうなりますわな。

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