デアゴスティーニから発売の第3弾。
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ゲストはなべおさみ、有崎由見子、中井啓輔、梅津栄、永野達雄、高城淳一など。
あらすじ
辰五郎の昔馴染み・お春(有崎由見子)の
亭主・半五郎(なべおさみ)はどうしようもないぐうたら男。
その半五郎に詐欺にあったことがきっかけで、
吉宗は半五郎と知り合うことに。
その頃、大川の堤防が決壊し、多数の人命が失われていた。
毎年巨額の予算を投じていながら、一向に改善しないのはなぜか。
根深い不正が行われていると感じた吉宗は、
半五郎といるところを隠し目付と勘違いされたことから――という話。
感想
現代にも通じる公共工事不正をただすお話。
天災のせいにして中抜きしてんじゃねーかってやつね。
年度末になったらどうでもええとこ掘り返しやがって、
ホントに直さなあかんとこに予算使わんかいってのは誰しも思うところで。
まあ結構、時代劇では多く描かれた内容だけど。
なべおさみさんは『狼・無頼控』に出てたな。
タイトルバックの作りがかっこよかった。
女房役の有崎さんは柳家金語楼さんの娘。
全然関係ないけど、丹波哲郎さんは金語楼さんの弟子だったような。
正確には弟子的立場ということなんだろうけど。
永野達雄さん、梅津栄さん、中井啓輔さん、高城淳一さんって配置がいいですな。
みんな入れ替えてもできるんだろうけど、
この話だと入れ替えると微妙に成立しないという感じ。
ゲストは永井智雄、横光克彦、大関優子(佳那晃子)など。
あらすじ
江戸の目明しを司る花車の陣八(永井智雄)は
悪徳商人と裏で繋がっているだけでなく、
南町奉行所与力・小浜孫三郎(須賀不二夫)を使うぐらいの権力者。
その陣八が抜け荷の疑いをかけて湊屋を葬った。
湊屋の娘・おしな(大関優子)と将来を誓い合った
同心・早瀬数馬(横光克彦)は孤軍奮闘して真相を追うが、
逆に命を狙われる羽目に。
数馬を救った吉宗と、水面下で奉行所改革を考えていた越前は
邪悪な陣八ら腐敗した連中を一掃しようと立ち上がった――という話。
感想
横光克彦さんと大関優子さんは『特捜最前線』でも共演してたような。
クリスマスの話やったかなあ、ラストがプールで終わるやつ。
大関さんが出てた『三つ首塔』はチョイ前か。
メインゲストの2人だが、思ったより目立たない気もする。
どっちかというと、目を引くのは悪役メンバーの層の厚さ。
永井智雄さん、須賀不二夫さん、田島義文さん、
中田博久さん、佐藤京一さん、出水憲司さんとお揃いで。
やっぱり一番メンバーの質が高かった時期というか、
悪役出来る人が枯渇していったのも時代劇が衰退した要因と思うんだよねえ。
例えば、どれとは言わんが
90年代前半の連続テレビ時代劇なんかと比べると、
キャスティングが比べようもないぐらい差があったりする。
おそのの三味線の仕掛けも注目ポイントかも。
ゲストは工藤堅太郎、有吉ひとみ、横森久、牧冬吉、中尾彬など。
あらすじ
大店の蔵から金を盗んでは貧しい人の家にばらまく
義賊・天誅小僧が江戸の町で大人気になっていた。
しかし、奉行所にとってはたまったもんではない。
おまけに尾張大納言宗春(中尾彬)から
無理やり月番のうちに天誅小僧の捕縛を
約束させられた形の越前は窮地に。
越前の身を案じた吉宗は市井に出て、
屋根ふき職人・太助(工藤堅太郎)に目を付けるのだが――という話。
感想
連続テレビ時代劇には欠かせない存在の義賊話。
一口に義賊話と言っても、『汚れた顔の天使』的な話から
『ねずみ小僧次郎吉』みたいな話までいろいろある。
今回は義賊話×タイムリミットもの。
工藤堅太郎さんと有吉ひとみさんがいれば安心して芝居が見れる。
なんちゅうかね、ホントに安心・安定の世界ですわな。
有吉さんはリアルタイムだと『太陽にほえろ!』のボギーの姉さんのイメージ。
牧冬吉さんは当然のごとく白影。
なんでだろ、再放送を結構観てたのかな。
横森さんは時代劇も現代劇も幅広い。
意外と検事とかのイメージもあるなあ。
吉宗の扇子の色がキレイ。あれ欲しいな(笑)