1985年火曜サスペンス劇場枠にて放送。
主演は堺正章&永島暎子。岸部一徳、中島ゆたか、綿引勝彦などが出演。
あらすじ
会社社長の運転手・戸部(堺正章)は、
ある日自分の息子・芳夫を社長の車に乗せてあげた。
しかし、それが仇となり
芳夫は社長・高野(岸部一徳)の息子と
間違われて何者かに誘拐されてしまう。
身代金は一億円。
戸部とその妻(永島暎子)に懇願された高野は、
自分の株を売り払って一億円を用意し取引現場に。
ところが、誘拐犯人は姿を見せず
翌朝、芳夫は死体となって発見された。
悲しみに暮れる戸部夫婦に、誘拐犯人から電話が。
それを聞いた戸部夫婦は、ある手段に出ることに――という話。
感想
誘拐相手が人違いというのは
黒澤明監督『天国と地獄』などいろいろあるけど、
人違いで誘拐された子供の両親が主人公ってのが
この時点では新しかったのかな。
まあ内容はサスペンスを見慣れている人なら想像がつくというか。
これが〇〇でこうなってこうなるんでしょうねえみたいな。
見どころは堺正章さんと岸部一徳さんの共演。
スパイダースとタイガースですな。
2時間サスペンスにおける一徳さんの役柄って
結構こういうのが多かったような気がする。
堺正章さんは何やらせても上手い。
社長の息子にアイスクリーム食わすような気がするもの。
永島暎子さんは好きな女優さん。
『女教師』とか『竜二』とかいろいろある。
綿引勝彦さんや大木正司さんが刑事というのが
これまたリアルというか何というか(笑)
しかしやっぱり、時代劇・サスペンス・アクションは
フィルムがよろしいですな。