1991年火曜サスペンス劇場にて放送。
高林鮎子シリーズ第9弾。
原作は津村秀介『小樽発15時23分の死者』。
ゲストは美木良介、下条正巳、奈美悦子、山田吾一など。
あらすじ
スクラップ記事収集が趣味の慎平さん。
今日も記事を切り抜いていると、
小樽で個展を開いている画家・三井昌子(奈美悦子)の名を発見。
すぐに鮎子に見せに行く慎平さん。
昌子は、2年前に3億円を持ち逃げしたとして、
野毛(美木良介)が訴えた横領事件の被告だった。
その後、原告の野毛がなぜか訴えを取り下げ、
昌子が失踪していたこともあって事件は鮎子の手から離れていたが、
名前を見つけた以上放っておけない鮎子は小樽へ向かう。
昌子に会うことができず、
東京に戻ってきた鮎子に昌子が殺されたとの知らせが。
野毛に容疑がかかるも、野毛には鉄壁のアリバイがあった。
しかし皮肉なことに、鮎子が調べるにつれ野毛の容疑は濃くなっていく――という話。
感想
ザ・火曜サスペンス劇場という感じの作品。
これもシリーズの中では印象的な話。
シンプル・イズ・ベストというか、設定がいいんだよなあ。
依頼者の無実じゃなくて、有罪を証明するために動くことになるとか。
野毛の姉と結婚し、フェリーから転落して死んだはずの
亭主が実は生きていたとか、細かい部分がベタだけど好き。
札幌~小樽間の車窓っていいよねえ。
北海道は2回行ったけど、冬はないなあ。
また冬に乗ったら、感じ方違うのかな。
函館駅って記憶と違うけど、
昔はああいう駅だったのかね。
屋根があって真っすぐボーンとなってるイメージしかないけど。
でも、最初に行ったのは1996年だからまだ古い駅舎だったのかなあ。
さすがに細かいところは覚えてないや。
樽、樽いうからクロフツの「樽」かいと思ってたら、やっぱり出た(笑)
久しぶりに観たから、忘れてるわいなそんなこと。
しかし、本屋行ってもなかなかクロフツの「樽」は置いてないと思うぞ。
こういう話の流れは、やっぱり好みですな。